夕べ到着したばかりだが、滞在の短い妹にとって、すでに残すところ5日の滞在。比較的「選りすぐり」の場所に連れて行こうと思う。午前中はしかし、家でのんびりと過ごし(なにしろ夕べは午前2時過ぎの就寝だったし)、ランチを家ですませたあと、まずはRain Treeへ。
ここのAnohkiが、やはり妹も気に入ったようで、一気にたっぷりお買い物。夫や夫家族への土産もまとめて調達。予想以上にじっくりと過ごしたあと、おなじみのホテルTaj West Endへ。
やはり母と二人で巡ったとき同様、庭を散歩する。写真ですでに見ていたけれど、予想以上に「すてきな場所」と感じてくれたらしく、妹も気に入った様子。大きな木のその枝々の中にうずもれた、無数の鳥たちのさえずりがあたりに満ち、風は軽く優しく吹き……。
長い歳月を経て育った木々や植物が息づいている場所は、人工的な何かでは尽くせない、人間の心身を潤す力を持っている。どんなに言葉を重ね、写真を束ねても、伝えられない物を、こうして共有できるのは、毎度書いているけれど、幸福なことだ。
などと、毎度つや〜なこと(気取ったこと)を書いているが、実情は、ひとけがないのをいいことに、庭で踊る女。
↓すてきなお庭で、自称ボリウッド風ダンスを踊る姉。激写する妹。
庭を散策したあとは、やはりカフェでお茶を。
すでに夕方となりし頃、ホテルの帰りに、毎度おなじみ、ご近所のカシミール土産店へ。ここで、母はもう一枚、やはり奮発して手織りのパシュミナショールを購入。母の姉妹への土産物も。わたしはもっぱら、店主と品質に関する談義、及び値段交渉。
ちなみに質のいいパシュミナは、決して洗剤では洗わず、洗髪用シャンプーを用いて軽く手洗い、平たく陰干しが鉄則とのこと。洗剤を使うとパシュミナの油分が失われてしまい、光沢がなくなるとのこと。
妹はシルクのカーペットを見学。あれこれと、しかし見学のみ。日本に比べると安いとはいえ、でも高いからね。
自宅に戻れば、毎度モハンのおいしい手料理がおまちかね。今夜はチキンカレーにパラックパニール、ラジマ、ニンジンのソテーなどオーソドックスなメニューを。
妹も、彼の手料理を気に入った様子。よかったよかった。