アフガニスタンでアルカイーダ勢力に殺害されたインド人エンジニア男性の、第二の妻が現れたことにより、事件は妙な具合に人々の関心を集め始めている。今日の新聞では、南インドでは妻を二人持つことは、結構普通? といった、軽い論調の記事が見られた。
インドにおいて重婚は基本的に非合法である。しかし、南インドにおいては、「内縁の妻」的に第二の妻を娶る人は少なくないようだ。政治家や著名人にも見られるらしい。
たとえばタミールナドゥー州のチーフミニスター(州政府の長)も、俳優の誰それも、といった具合に、記事では第二の妻を持っている人の例を挙げている。
「誰々は第一、第二の妻ともども同居している」とか「誰々は娘のクラスメートを第二の妻にした」とか、本筋に関係のない事実までも現れている。悲劇的なニュースが、安っぽいワイドショー的な内容に転じているところがなんともはや。それを興味深く読んでいるわたしもわたしだが。