日本人マダム4名を招いて、本日は久々に家政夫モハンの手作りランチによる「おもてなし」である。
「インド的おもてなし」を遂行するべく、まずはインド大衆スナックも用意する。
インドではホームパーティーのときなど、食事の前に、ナッツ類やらスパイスの利いた「つまみ風」スナックを食しつつ、カクテルタイムを持つのが一般的であることは、すでに何度か記した通りだ。
このスナックがまた、「お酒が進む」味でね〜。結構、いけるのよ。またしても白ワインなどを開け、優雅なムードの昼下がり。
ランチは、チキンスープにチキンカレー、クリーミートマトソースのパニール(自家製チーズ)、トウモロコシ噛み締めカラフルサラダ、豆入りライス、ラジマ(豆の煮込み)、そしてマダム特製の和風ラムチョップグリル。
丸ごとチキンを購入した際に、骨でだしを取る「チキンスープ」が美味でねえ! つい数日前、モハンが初めて出してくれたのだけれど、インド風味ではなく、そこはかとなく中華風味であるところが決め手か。
デザートは、昨日K.C. DAS(インド菓子店)で買っておいたお気に入りスイーツを3種とマンゴー。おいしいランチであった。
食事のあとも、お茶を飲みつつおしゃべりは続き、気がつけば夕方。
ところで、彼女たちに、カニンガムロード沿いにいい感じのブティックがあるとの話を聞いた。聞けば、夫のオフィスの近く、かつたまに訪れるThe Hatworks Boulevardの向かいでもあるとわかり、好奇心急上昇。
「夫を迎えに行く」という謎めいた口実のもと、夕暮れの町へと走り、店に立ち寄る。
そうしたら、見つけちゃった。サンダル。またかい! と自分でも思うのだけれど、本気でリーズナブルだし、履きやすいし、それにインドじゃ「靴」を履く機会が少なくて、主にはサンダル人生だし……と、誰に向かって言い訳をしているのだ我は。
「それ、たった今、入荷されたのよ。ほんの2時間ほど前。よく、似合うわよ、あなたの足に!」
と、強引とも言える、しかし店主からの勧めに気を良くして、またしても、お買い上げなり。
オフィスに行けば、夫がぽつねん、とコンピュータに向かって仕事をしている。
「ミホも、たまにはここに来て、仕事したら〜? インターネットも使えるしさ」
一人きりで仕事をするのは、なんだか寂しいらしい。
わたしは、27歳でフリーランスになってからというもの、取材や打ち合わせで外に出る以外は、ずっと一人で籠っての作業が中心だったので、一人で時間を過ごすのに慣れている。
「社交」も好きだが、一人でいるのも、かなり好きなので、作業が立て込んでいるときなどは、うっかり1週間、夫以外の人間とまともな会話をすることがなかった、ということも、米国時代には、結構あった。
だから、ついつい夫にも、「一人の方が集中できるでしょ」と、自分の価値観で判断してしまうのだが、普通は「煮詰まる」ものなのかもしれないな、とも思う。
あまり煮詰まられても困るので、たまにはコンピュータを持参して、オフィスへ行こうと思う。
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2005年11月、インド移住を機に始めた当ブログ。
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