このごろのバンガロールは涼しい。涼しすぎて寒いくらいだ。夕べは寝ているうちに、お互い無意識にブランケットを奪い合った挙げ句、二人とも中途半端に寒い思いをし、今朝は少々風邪気味である。ヨガ道場を休んで、少し長めに寝る。
米国時代から、朝はハチミツジンジャーティーを飲み、たっぷりフルーツを食べ、全粒小麦を砕いたダリア(オートミール風)のミルク粥を食べている我々としては、これ以上、健康的な朝食にはできん! と言いたいところだが、敢えてヴァイタミンCのタブレットを服用し、水を多めに飲んだりする。
更には、午後のお茶の代わりに、今日は熱いミルクにターメリック(うこん。う・こ・ん、よ。読み間違えないでよ)と蜂蜜を入れたものを飲む。これはアーユルヴェーダの処方。ターメリックはお肌をきれいにするし、抗菌作用もあるし、胃腸の調子を整えてもくれるスパイスのひとつなのだ。昨日のクッキングクラスでスパイスの効能を再確認し、早速日常に生かしている次第。
さて、本日はMUSE INDIA、インド人インタヴューシリーズ「十億分の一のインド」の第一回を、ホームページに更新した。十億人の人々が暮らすインド。あまりにも多様な暮らしが息づいているこの国を、一言で語ることは不可能だからこそ、「十億分のひとりずつ」に向き合い、ごくごく一部の半生を、たいせつに紹介していきたいと思う。
インタヴューを続ける過程で、わたし自身がインドを広く深く、知っていくきっかけになればとも思っている。「連載」と宣言したからには、続けねばな。
ホームページ上では、基本的に文字数制限を気にしなくていいため、少々長めになってしまったが、冗長にならぬよう、気遣ったつもりだ。ぜひ、読んでいただきたい。
---------------------------------------------------------------------
●MUSE INDIA: 十億分の一のインド
---------------------------------------------------------------------