PHOTO: SANTA FE, NEW MEXICO, U.S.A. /JUNE 19, 2005
●翼を取り付ける。
しばらくのあいだ、背中から取り外しておいた翼の、その埃を払って、再び羽根を持ったような気分。
このごろは、翼がなくても宙を浮いて飛べる夢を、時々見る。スーパーマンのように諸手を挙げ、精神を集中すると、身体がふわっと浮くのだ。一旦浮いたらしめたもの。さらに、じわじわと、高度をつけて行く。するとある瞬間から、す〜っと宙を飛べるのだ。
まだ、余り高いところは飛べないのだけれど、地上3メートルあたりを浮遊している自分を夢の中で意識する。その感覚がとてもリアルで、現実にも飛べるんじゃないかと思ってしまうことがある。
……わたし、疲れているのかしらん?
さて、年末より久しく続いていた仕事が、一段落した。「割り箸」改め「日本橋→ゴールデンゲートブリッジ」の例のプロジェクトだ。他のこまごまとした作業はまだ残っているが、しかし、延々と続くものは終わった。「達・成・感……!」という感じ。
突然、旅に出たくなる。スジャータ&ラグヴァンは今、ナガランドに行っている。わたしも行きたい! が、行っている場合ではない。
●初めてのハイデラバードへ。
行ってる場合ではない、といいつつも、休暇の旅ではないけれど、久しぶりに、夫の「出張」に同伴することにした。
目的地は、まだ訪れたことのないハイデラバード。ハイデラバードは過去、ダイヤモンドがたくさん採掘されたところで、現在も宝石商が多いらしい。行かずにはいられない。
あと、マトンビリヤニ(マトンの炊き込みご飯)が名物らしい。食べずにはいられない。
出発は木曜の朝。2泊3日の滞在だ。
●アーユルヴェーダの薬を買う。
かつて何度か足を運んだ、近所のアーユルヴェーダ薬局へ。ダディマ(祖母)のマッサージオイルを買ったときにドクターと話をしたことがあったが、自分を見てもらったことはなかった。
腰痛について、相談。飲み薬(錠剤)とオイルを処方され、腰によいヨガのポーズも教わる。問診代30ルピー。1ドルに満たぬかわいい値段。
診療所へ行き抗生物質をもらっていたものの、なかなか咳がとまらぬ夫。今日は自宅仕事をしていたので電話で呼び出し、アーユルヴェーダのドクターに診てもらうことをすすめる。
夫はなにかと繊細で、外食インド料理を食べれば胃を壊すし、きつい薬を飲むと吐くし、ちょっと熱がでると「震えが来る!」とぶるぶるしているし。繊細というか、軟弱というか、大げさというか、辛抱がたらんというかなんというか。
どうもインドのボンボンは、弱い。まあ、マラリアを2回もやって普通に生きてるから、一概に弱いともいえんのだが。
そんなわけで夫も薬をもらって来た。夫のは右の写真。飲み薬に加え、ねっとりとした(ミキプルーンみたいな)舐め薬(?)も。どっちも激しくまずそうだ。まさに漢方薬と同じね。
「うげ〜」とか「うぉ〜」とか、まるでこの世の終わりのような叫びを上げながら、服用する夫。ったく、黙って飲め!
●シグマモールが進化中。
近所のシグマモールに、新しいジェラートの店やベーカリーがオープンしている。
最上階にフードコートもできた。
友人と、立ち寄ってみた。ジェラートは、ムンバイに幾つも支店がある店で、しかし食べたことはなかった。
ムンバイと言えば、JUHUのナチュラルアイスクリームがかなりおいしい。
で、ここのジェラート、一種類しか食べなかったが(ベリー入りのヨーグルトヴァニラ)、滑らかでおいしかった! 別の種類もまた試したいと思う。
チャートなどのスナックも食べた。チャートはやっぱりデリーがおいしい。が、ここのもそれなりに、おいしかった。
バンガロールだけでなく、インドがどんどん、新しくなっていく。