昨夜はインドに来て初めての雷や大雨で、少し眠りを妨げられる。しかし朝の光はまぶしいほどに、緑に輝きをもたせ、「人々の樹 (Peoples tree)」の枝では、木の実を食べるリスや鳥たちで賑わっている。
芝生が雨に濡れ、足下が濡れる。それさえも愉しい。
バンガロールには森や緑の空間が多くあり、少し整備され、ベンチなどを置けば、そうとうにくつろげる場所と思われるが、今はどんどん新しいビルが林立し、都会へと変貌している。
何度も日記に書いたが、この都会の流れに乗れない人々は、いったいどこへ住まいを移すのか。昨夜の雨で、あのぼろぼろの家の人たちは眠れたのだろうか。
それにしてもわたしは、この広々とした庭でお茶を飲み、インドライフを十分にかみしめながら、日々を過ごしている。