庭には、何種類かのハイビスカスを植えている。その中でも最も大きい一つが、昨日、初めて開花した。しっかりと根付き、幹が太くなっていけば、これから徐々に、つぼみを増やし始めることだろう。
今日も終日、自宅仕事ではあったが、途中で友人らが来訪し、2時間ほどおしゃべりを楽しむ。
この家に引っ越して来てからというもの、「インドの家庭」らしく、本当にゲストが多い。それだけ過ごしやすい家、すなわちはよい家、ということであろう。
いつまでここに住むかわからないにせよ、なるたけ快適に保っていたいものだ。
昨日の午後は、シンガポール航空のオフィスへと赴いた。母の「マキシマム3カ月滞在」に合わせ、我が「お見送り旅行」のスケジュールも決めた上での航空券手配である。
9月10日の深夜にバンガロールを発ち、13日の夜まで2泊3日をシンガポールで過ごす。おいしい日本料理&中国料理関係を味わって来ようと思う。ついでに母が好むところのラッフルズホテルのハイティーも。
ひょっとすると、その時期アルヴィンドの香港出張が重なるかもしれず、そうなると、シンガポールからさらに香港まで足をのばして数泊、ということになるかもしれない。それはそれで、楽しいかもしれない。
航空券の手配を終えた後は、市街南部へと赴き、例の革工場で託していた革製品を受け取る。今回の仕上がりは玉石混淆。まだまだ、お互い修行が必要だ。綿密な打ち合わせが望まれよう。ただ、わたしが切望していたオリジナルデザインのパスポートケースがうまくできていたのでうれしかった。
そして帰り際、Cunningham Roadの、やはり例の工芸品店Asian Artへ。妹へのパシュミナや、その他お土産関係を購入する。ここに来ると、いつものお兄さんエイジャズが、いい商品が手に入ったとあれこれ見せてくれるのが楽しい。
その商品にまつわる背景を聞くのも、興味深いものである。
今日もまた、母を伴いうっかりとデインジャラスゾーンへ足を踏み入れる。そう。宝石関係を扱っているコーナーだ。価格帯も幅広く、半貴石、貴石類が、多彩にたっぷりそろっている。
いつも、宝石商人が出入りしているので、新しい商品が入っている。今日は、高品質のルビーを磨いて作られたネックレスを見せてくれた。
滑らかな深みのある赤。一般的な品質のものと、高級なものとを並べて、その特徴を教えてくれる。楽しい。
行くたびに、一つ二つと気に入ったものを見つけては、「リーズナブルだもの」とちょこちょこ買ってしまう。
肩が凝るといいながら、インドに来て以来、ペンダントやピアスを身につけるのが楽しくなった。
母もついつい、買っていた。
ついつい買ってしまえるお値段がまたデインジャラス。
母のことやらアルヴィンドのことやら、書きたい話題がいろいろあるが、やれやれ時間が追いつかない。
わたしは、たとえば歩いているときや、シャワーを浴びているときなどに、仕事の原稿にせよ、かようなブログの記録にせよ、書きたいことを思いつき、思いついたら自動的に脳裏で文章化する習慣がついているのだが、最近は脳裏で文章化した段階で、自己完結しているストーリーが多い。
長過ぎるため、活字にされることなく、全部まとめて却下されてしまう。
ニューヨーク時代などは、セントラルパークをジョギングしたり、街を闊歩しているときに、言葉が次々と浮かんで来て、この言葉を自動的にワープロに落とし込めたらどんなに便利だろうと思っていた。
無理ね。
もう深夜だ。そろそろ寝よう。そして早起きをしてヨガをするのだ。やっぱり、ヨガは、いい。