"THE DROWSY CHAPERONE"
往年の人気テレビ番組、"Full House" に父親役で登場していたBob Sagetが「語り部」として登場する、エンターテインメント性の高い、単純なストーリーながらも楽しいミュージカルだった。
当日券を購入したため、オーケストラ席とはいえ前から2列目で舞台に近すぎ、見上げて見続けるのに少々首が疲れたが、しかし出演者たちの息吹が間近に感じられるのは楽しい。
こんな間近でミュージカルを見たのは、過去、ジュリエット・ビノッシュが出演していた "BETRAYAL"を見て以来。あのミュージカルもまた、印象的だった。
さておき、ミュージカルのこと、今日のこの街のこと、書きたいことは尽きないのだが、あまり長い時間、コンピュータに向かっているのもなんである。
今回は、インドに帰国してから旅の記録をまとめるつもりはなく、なるたけ滞在中に記録を残しておこうと思って来たのだが、やはりどうにも追いつかない。
古くからの読者は、ニューヨークのレポートを懐かしく楽しく読んでくれているようだし、インド以降の読者は、新鮮な思いで読んでくれているようだしで、わたしもついつい、記録を残そうという衝動にかられてしまう。
律儀と言えば律儀である。
感想は、いつもありがたく読ませていただいている。しかし現在、返事が滞っている。バンガロールに戻ってから書くつもりだ。
さて、ミュージカルを見終えて、午後10時を過ぎて、遅い夕食。
ホテルの近くのイタリアンで、まずは赤ワインを。
それから前菜の盛り合わせとムール貝の白ワイン煮で軽い食事をする。
アルヴィンドは、先日、ソーホーのユニクロで見つけたベストがお気に入りのよう。
インドに住むインド人って、ベスト好きが多いのよねなぜか。
特に寒いデリーでは、市井のおじさんたちが、妻の手編みと思しき編み目の粗いベストを着ているのをよく目にする。
袖口周辺を、減らし目をせずまっすぐに編んでいるのだろう、肩の辺りに余りがはみ出た、ぴしっとしていないベストを着ている人が多いのだ。
そんなことはさておき、今日もまた楽しい一日であった。