本日、日本人の駐在員夫人の方々と共に、計8名で慈善団体を訪問しました。
一応、上の写真は「笑顔」ですが、とても笑顔ではいられない現実を目の当たりにして、思いが混沌と巡っています。
この訪問については、後ほど、ここではなく個人のブログ「インド発、世界 2011」に詳細をレポートします。
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あれこれと、思うところ脳裏をぐるぐると巡り、帰宅後は、沈思黙考の数時間……。
気分転換に、食の話題を。
先日、いつも利用している生鮮食料品店のNAMDHARI'Sにて、今までここでは目にしたことのない野菜を発見!
ごぼうのようです! 日本食に好適な野菜、たとえば白菜や大根、日本のカボチャ、日本風の細いキュウリなどは、これまでも折に触れて登場していたのですが、ごぼうは初めて。
パッケージには名前がないし、店の人も名前がわからないというので、ごぼうかどうか確証は持てないのですが購入。
昨日は、このゴボウらしき根菜を食卓に上げました。適当に切ってみたところ、かなりあくが強いので、酢水にさらし、更には下茹でを。
今日は天ぷらにしてみました。
夕飯前の「ワイン&おつまみタイム」のために、味見用として揚げてみたところ……。かなりいけます! 味見にしてはかなり量が多いのでは? と突っ込まれそうですが……。
揚げたてに、軽くヒマラヤの岩塩をふりかけて味わいました。日本のゴボウよりも風味は劣りますが、歯ごたえもあり、十分です。
ゴボウの天ぷら、といえば、「ごぼ天うどん」が食べたくなりました。うどんにゴボウの天ぷらが載ったものです。
福岡周辺の人にしか知られていない気がするこのメニュー。わたしの幼少時の好物なのです。
うどん自体は、さほど大好きというわけでもないので、乾麺を常備することもなかったのですが、ごぼ天うどんとなれば話は別。
近々うどんの手打ちに挑戦してみようと思います。
ところで本日、慈善団体訪問の後、同行の友人たちと韓国料理店 ARIRANGでランチをとりました。昨年オープンしたばかりの、バンガロールに暮らすコリアンにも人気の店です。
慈善団体の訪問を経て、みなさんそれぞれに、思うところはきっとあるはず。しかしここで食欲を失っている場合ではありません。腹が減っては戦はできぬ。
みな、「お腹すいた~」と石焼ビビンパを注文。
料理を待つあいだ、付け合わせで出て来る小皿料理をもりもりと食べ、更にはおかわりを頼もうとするわたしたちに、店員のお兄さんから、
「みなさん、これは前菜ではありません。副菜です。料理と一緒に食べるものなのです」
との指導が入りました。いやはや、失礼いたしました。みなそれぞれに、平らげて、更にはお持ち帰り可能な豆腐やキムチなどを購入。
ちなみに週に一度、宅配もしてくれるとのこと。これはうれしい限りです。
今日のところはとりあえず、木綿と絹ごしそれぞれ1丁ずつとキムチを購入。キムチの容器が発酵のせいかパンパンになっていて、今にも破裂しそう!
なにやら怪しげな日本米も売られています。手持ちの日本米が切れかけているので、試しに買ってみました。
パールライス……。パッケージの書体も古くさく、昭和な感じです。しかも「内地米」とあります。内地って……。日本?
さらには「スラサキ輸出入有限株式会社」の文字。裏返すとタイ語らしき文字が。
タイから来た米のようです。日本の古米がタイを経てインドへ来ているとすれば、かなり古いかも。
と思いつつ、物は試しです。
ちなみに米国在住時は、日本食料品店で田牧米ゴールドを購入、愛食(?)していました。北カリフォルニアはサクラメントで収穫されるコシヒカリ。おいしいんですよ。
さて、今夜は勢いづいて再び韓国料理風、にすることにしました。
冷凍していた牛肉を、薄くスライスしてマリネ。ちなみにインドの牛肉は、柔らかなフィレが主流です。
本日のマリネの具は、韓国風味にするため、まずはごま油。それに、ニンニクのすりおろし、玉ねぎのみじん切り、醤油、料理酒代わりにワイン、ジャガリ(糖)などを混ぜ合わせたものです。
山盛りのネギと、マッシュルームも用意しました。これでブルコギもどきを作ります。そうそう、キムチのざく切りも加えます。これで韓国風味満点です。
とても二人分とは思えぬ、量の多さ。でもまあ、野菜がたっぷりですから、そのうちしんなりとなるんです。余ったら、明日のお弁当の一品すればよいということで。
パールライスも炊いてみました。普通に炊けました。少々焦げ目をつけて……
今日もまた、独創料理が完成。これは「ブルコギ風石焼丼」です。これに冷や奴とお吸い物を添えて、今夜の夕食は完了。
豆腐も韓国料理も大好きな夫は喜んで食べています。
妻はといえば、食事中は慈善団体のことを話す気分にもならず、昼間と類似した料理を、夜も夜とて、黙々と、ひたすら黙々と、食べたのでした。
なぜだかいつも以上に、食欲のある夜でした。
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