これは昨日訪れた、一大農業フェア "Krishi Mela"での一枚。バンガロール市街北部にあるバンガロール農業大学で5日間に亘り開催されている。
この牛は、農耕用に販売されている一頭だ。つぶらが瞳がかわいいのだ。
このフェアの大規模ぶりに圧倒され、インドの農業の実態のごくごく断片を目の当たりにできたのは、非常にいい経験だった。
が、この話題はあとにまわすとして、先週の写真から載せておこう。
ローカルフード探検隊が、平日の昼間から唐突に着飾っているの図。木曜のランチタイムに開催した、ローカルフード探検【番外編】の一枚だ。
なぜこんなことになっているかといえば。
まもなく日本に帰国するTARO隊員。彼もブログにインドの食の記録を残しているのであるが……。
とりたててどうということはない、「並」のレストランを「高級インド料理店」と紹介しているところに、隊長の目が留った。
その店を高級と呼んでは、いかん。これは読者に誤解を与えてしまう。「高級インド料理って、この程度?」と思われるのはいや。すごく、いや。
その一方で、思う。
彼はまだ、親の庇護のもとにある学生だ。並だろうがなんだろうが、それを「高級」と感じてありがたく食する心は、とても大切だ。
が、しかし。インド料理を語る人間として、実態を知っておくことも必要だろう。
「食欲」という共通項だけを頼りに、いろんな意味で日本人離れした姉さんたちに付き合ってきたそのワンダフルな度胸を讃える意味でも、「超高級」とまではいかないまでも「高級な」インド料理店へ連れて行ったろう。
と隊長は、思ったのだった。
そこでターゲットとなったのは、高級ホテル、ITC WindsorのDakshinという南インド料理店。ITC系列のホテルはインド料理店が充実している。
TAJ WEST END やLEELAのインド料理店もいいのだが、「南インドの高級ミールス」というのがいいだろうとのことで決めた。
ITCとはそもそも、Indian Tobacco Company、すなわちタバコ会社である。
昨今ではホテル業やアグリ・ビジネス、FMCG(日用消費材)、食品、製紙など、多角的なビジネスを展開している。
「名シェフの味を家庭で」というコンセプトで、レトルト食品も出している。
それはそうと、なにゆえサリー着用かといえば、PAKAKO隊員が、購入したサリーを着用する機会があまりないとのことで、それならば、とサリーをドレスコードとした次第。
ついでにTARO隊員もクルタ・パジャマで登場だ。
普段のメニューとは、桁が1つ違う料理の数々に目を見張る少年。
アラカルトメニューも充実しているが、本日はターリー・ランチ(定食)で攻めることにした。
ヴェジタリアン、ノンヴェジタリアン、そしてシーフード。女子はシーフード、男子はノンヴェジを注文。
「高級店だもの。少しは上品にしましょう」
と心がけつつも、高級だったら高級で、いちいちテンションが高い隊員ら。
食事の前に、いい香り漂うジャスミンの髪飾りを差し出してくれたりするのだもの。
「きゃ〜」とか、「あ〜、いい匂い!」とか、「髪に、つけるとこがない〜!」とか、そら、テンションもあがって仕方ないといえば、仕方がない。
インドじゃ、高級店でもどこでも、給仕の人たちはやさしく接してくれるけど、これが欧州の高級レストランだった日には、店をたたき出されてるぞ、状態である。
テーブルとテーブルの間隔が広く、店が空いていたこともあり、他のお客の迷惑にならなかったのが救いだ。
なにしろ、普段は長居できるような場所でもないので、食べたら即解散、なのだが、ここではもう、長居するする。結局3時間も居座ってしまった。
左上の写真は前菜なのだが、小さなパンケーキのような形をした「バナナドサ」がおいしくてねえ。これは、移住前にこのホテルに滞在したころからの、マイハニーの好物でもある。
料理については、臨場感たっぷりな、隊員たちのレポートをお読みいただきたい。
そんなわけで、来週火曜の探検を最後に日本へ帰国するTARO隊員。これもまた、思い出に残る食事となったことであろう。
日本に帰国した暁には、インド料理の東西南北、上下左右、そのヴァラエティの広さと豊かさ、奥深さを、日本の人々に伝えて欲しいものである。
■DAKSHIN(レストラン情報はこちらをご覧ください)
今日はローカル探検隊の番外編?ということで、ITC Windsor manor での高級ミールスランチ。
しかも女性隊員はサリー、TARO隊員はクルタでの参加!! サリーランチというだけで、もうテンションは上がりまくり(笑)
レストランに入ると、さすがは高級ホテルと言った感じでスタッフの方々の対応や笑顔が素晴らしい。
私は「Sea food Thali」をオーダー。魚、エビ、野菜のカレー等が美しく並んだTHALIにまたまたテンションアップ!
まずはエビのトマトベーズのカレー。エビが大きくてプリプリ! 次に魚のココナッツベースのカレー。アッパムとの相性が最高に美味!!
野菜のカレーはスパイス控えめのとても優しい味つけ。ご飯料理は3種類でそのうちの1つがカルナタカのローカルには欠かせない「Bisibele bath」。
立ち食いで食べるローカルテイストの「Bisibele bath」はかなりパンチの利いた料理。これが高級ホテルの手にかかるとこんな繊細なお味に!とかなりビックリ(笑)
全てが美味しくて、でもお腹には限界があるので、主食はプーリ1枚にしておくべきが? それともアッパムを2枚たべるか? うーん、やっぱり白いご飯をいただくか? などなど、頭を悩ませたり(笑)
でも今回の私の中でのベストは魚のココナッツカレーとアッパム!! これは最高に美味しかったです。
たまにはこういった素敵な場所で繊細なインド料理を味わうのも良いなと、改めて感じた1日でした。
う~~ん、やっぱりインド最高❤
【隊員2号U-KOさん】今日はローカルフード探険隊高級編。手食いマダムとビリヤニTAROがここの1000ルピー超ターリーにどれだけミスマッチか確認できる良い機会であります。
サリー姿で相変わらず超うるさい3人となんだか落ち着かないTARO隊員。誰の息子に思われてんのかなー、なんて気になりながら、口には出来ませんでした。
Dakshinへは4回目(しかも毎回サリー!)ですが、今回初めてシーフードターリーを注文。
ケララ定番の魚のホワイトシチューも最高でしたが、エビカレーとアッパムのマッチングに昇天いたしました。
今日は好きな物から先に好きなだけ食べようと決めた私は、プーリーを残しご飯を拒否、アッパムのお代わりのあとに前菜のバナナパンケーキ(激旨)を頼み直す横暴っぷりでしたが、ドーティー姿のイケメンウェイターさんはニコニコしてサーブして下さいました。
喋り過ぎた私達の周りにはお約束通り気がつくと誰もおらず、お店の電気を暗くされるというオマケ付きでしたが、雰囲気・味・清潔感、誰に紹介しても安心な点はさすがローカルミールスの軽く5倍以上のお値段がするだけあります。
気を使う出張者・インド初めてのお客様・義理の両親の接待にピッタリ。きっと南インドはお洒落だと感じていただけることでしょう。
【隊員3号TAROさん】私はNon-Vegミールス Rs.1400をオーダー。まず前菜に出される、チャットニーが5種類も!
こんな種類のチャットニーを食べたのは、初めてです。お気に入りはココナッツチャットニー。前菜のバナナドーサ?も甘いので、辛いチャットニーをつけたパパドと交互に食べると止まりません。
でもまだ前菜!食べ過ぎには注意です。メインのミールスは、どれも洗礼された味。特にカードライスが気に入りました。あと一口もらった、シーフードミールス(Rs.1800)のエビカレーが美味しかったです。
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