IPL開催中の昨今。インド世間はクリケットにまみれている。上の写真は、昨夜夫が試合観戦のあと持ち帰って来た「応援グッズ」である。
バンガロール拠点のROYAL CHALLENGERS。キングフィッシャー・ビールやキングフィッシャー航空でおなじみのUBグループのCEOであるヴィジャイ・マリヤがオーナーのチームだ。
結果はROYAL CHALLENGERSの圧勝だったらしいが、圧勝だけにスリルにかけ、ゲーム自体はつまらなかったらしい。
それでも夕食も出され、なかなかに楽しいひとときを過ごしたようだ。
帰宅するなり、
「ねえ、テレビで僕のこと、見た?」
と夫。
いや、クリケット興味ないし。
テレビ見てないし。
なんでもメディアシートに近かったらしく、夫が幾度かカメラに捉えられ、ゲーム中に流れていたらしい。
ということを、誰かから連絡をもらったらしい。ともあれ、ご機嫌でなによりである。
この写真、先日新聞記事に紹介されていた旨、ここで記した「バンガロール産ウイスキー」である。シングルモルトである。いつも利用している食料品店THOM'Sで見つけて、これは試さねば! と早速購入したのだった。
ウイスキーの味がわからなくとも、世界で3番目と評価された味。試してみたいものである。嬉々として写真を撮るわたしに夫がひと言。
「みほ、それ、違うよ。世界で3番のウイスキーはそれじゃない」
「え、だってこれ、シングルモルト、だよ」
「シングルモルトにも、いろいろあるの」
慌ててブローシュアを開いてみると……。
ガガガガガ〜リン! シングルモルトだけで5種類もある! 確かに、これは、違う!!
これだから素人は困るよ。慣れないものを買うからもう!
「みほ、普段ウイスキーなんか飲まないくせに、どうして買ったの? まさか話題性のために? そういうの無駄だと思う」
ううぅぅ。痛いところを突かれた。おっしゃる通りだ。しかも間違ったもの買ってるし。
インド在住の方で、バンガロール産ウイスキーを買ってみようと思われた方。どうぞお気をつけて。
話題のウイスキーはAMRUT FUSIONです。FUSIONがキーワードです。
さて、気を取り直して。
今日の夕飯は、先日SPARで調達したマナガツオの塩焼きと野菜炒め。野菜炒めはごま油でナスとインゲンとベビーコーンを炒めて、最後に細切れにしたキムチ&醤油その他、軽く調味料を添えた。少々水を加えて蒸し焼き風。そしてヒマラヤ産のコシヒカリ。
今夜もまた、おいしかった。
別人格ブログにも書いたが、米とパン。口に合う主食があれば、それでかなり、満たされるものである。おかずを工夫さえすれば、幸せな食卓は実現できるのだ。本当に。
インド移住当初からしばしば耳にしてきたことだが、こんなに安くて豊富に野菜があるのに、「インドには野菜が少ない」という日本人が少なくないのには、本当に驚かされる。野菜だけでなく、豆類や穀類など、本当に豊かなのに。
それは紛れもなく、「自分の口に合う野菜がない」ということであろう。そのあたりの認識は、明確にしておいたほうがいいように思う。さもなくば、ヴェジタリアン王国のインド食文化に対して失礼である。
確かに見た目が悪いものは多い。流通状態が悪いときもある。品種改良が進んでおらず、日持ちがしないものも多い。しかし、そのときどきで新鮮なものを買えばいいだけのことである。
インド。最近でこそ急速に増えているとはいえ、いまだ加工食品は少ない。一方で、生鮮食料品(野菜類)は豊富だということを、敢えて書いておきたい。
ちなみに魚介類や肉類は、確かに少ない。が、限られた食材でも、十分に健康的で満足できる食生活を送ることはできると、わたしは思っている。
インド発、元気なキレイを目指す日々(第二の坂田ブログ)(←Click)
■ワイルドフラワーホール:物語のあるホテル(3)
■そのパンのおかげで。
■超インド的な花市場。シティーマーケット