[Bangalore] たとえば昨日の出来事。旅のエキシビションなど。

朝。先ほどFM熊本『モーニング・グローリー』の収録を終えた。収録は７時からだったが、起床は４時。というのも、夫が日帰りチェンナイ出張のため、朝一番のフライトで飛んだからだ。

さぞかし眠たかろう、と思われそうだが、眠くない。

「明日は大切なミーティングが複数入っているから、頭をシャープにしておく必要がある。最低でも７時間は寝るからね」

昨日の夕方、夫が宣言した。てきぱきとシャワーを浴び、食事を終え、「ミホ、寝るよ！」との声がかかったのは午後８時40分。８時40分。お子様かよ！　の時間である。

７時間なら９時就寝でもいいだろうと思うのだが、もう、とっとと寝てしまいたいらしい。夕飯が消化しきれていないうちからベッドに入り、わたしもなぜか、無理矢理一緒に寝たのだった。なので、今は眠くないのだ。

ただ、10時ぐらいになったらもう、お昼ご飯が食べたくなりそうな気がして困る。

それにしても、日々、なんだか慌ただしい感じが満ちあふれているインドの生活。たいしたことをしていないのに、たいしたことをした感じになるその理由は、多分住んでみなければわからないだろう。

日本では、決して表に出てこないプロブレムが、次々に。それがインド。

たとえば今日などは、その典型的な一日であった。軽く我が行動を追ってみるに……。

●起床。庭を数分歩き、ラジオ体操をして身体をほぐす。

●軽く20分ほどヨガをする。

●朝の野菜＆フルーツジュースを作りつつ、朝食と、夫の弁当の準備。

●作り立てジュースを飲んで、シャワーを浴びる。

●朝食（今日はミルク粥とバナナ）を取る。夫を送り出す。

●コーヒーを飲みながら新聞を読み、気になる記事をピックアップ。

●書斎に上がってメールやサイトのチェックなどをする。

●メイドのプレシラが来る。

●ピンポ〜ン：プロパンガスのシリンダー交換が来る。

●ピンポ〜ン：庭師が来る。

●ピンポ〜ン：アパートメントのエレクトリシャンが来る。
週末、我が家の「見どころ」シャンデリアの配線がショートしたのに加え、ゲストルームの天井のファンも、焦げ臭い匂いを漂わせてショートしたので、どちらもチェックしてもらう。天井が高いため、巨大脚立を運んでの作業。スリリングな作業につき、わたしも立ち会う。

●シャンデリアの配線は修理がすんだが、ファンの部品を購入すべく、ドライヴァーに手配。

●夫が弁当を忘れているのに気づき、警告（怒り）の電話。ついでにドライヴァーに届けてもらう。

●残り物でランチを作り、軽くすませる。

●西日本新聞『激変するインド』の取材。
インドの手工芸品について書きたいため、新聞広告で見つけたクラフトフェアを訪れるべく市街南部コラマンガラへ。

●ブリゲードロードのCROMA（家電店）へ。
昨日、夫が買ったシェーバーの返品。壊れたと思っていたシェーバーが壊れていなかったことが発覚したため（頼むぜ！）。　しかし担当者が不在で小切手のサインをできないとのこと、出直さねばならず無駄足。各方面に対し、怒。

●市街北部、パレスグラウンドへ。
旅行業界のエキシビションを見学。かなり大規模。資料を大量入手。

●一息つこうと静かなレインツリーへ。
カフェラテを飲みつつ、明朝収録のFM熊本の話題をノートにまとめる。蚊に刺される。と、いきなり夫から電話。明朝４時起床でチェンナイ出張につき、早めに夕飯をすませて寝たいから、今すぐ会社に迎えに来て欲しいとのリクエスト。

●カフェラテを飲みきって余韻に浸るまもなく、市街東部の夫のオフィスへ。

●帰宅。ビールを飲みつつ、夕飯を作る。無になれる幸せなひととき。