昨日はまたしても、ローカルフード探検隊であった。10月10日の探検に初参加以来、熱心に探検を促してくれたTARO隊員が、本日、日本へ帰国するとあって、昨日はお別れ会ランチでもあった。
思えば10月10日。初参加のTARO隊員とK2隊員を誘っての探検は、「探検先、休業日」という肩すかしな悲劇に見舞われたのだった。
その雪辱を晴らすべく、前々から隊員一同、気になっていたMAIYA'Sが、昨日の探検先となった。
正味な話、今夜のわたしは、やることがたいそうたまっている。明日から約10日間の不在(といってもバンガロールだが)にむけて、資料の整理やら、夫の弁当と夕飯の保存食作りやら、締め切り迫る原稿の仕上げやら。
細かなレポートをしている場合じゃない。というわけで、今日のところは、隊員らのレポートに委ねたいと思う。なにしろゲストを含めて7名という賑やかさ。レポートも充実なのだ。
ただ、昨日、痛感したことがある。それだけは記しておこうと思う。
わたしは、インドのローカル飯、特に好きじゃなかったのよね、ということを。昨日もちょいと書いたけどさ。
よくよく聞いてみれば、隊員一同、ローカルの立ち食い食堂で「一人ランチ」を経験しているようである。それも、一度じゃなく何度も。
翻ってわたしはといえば、「一人立ち食い」はしたことがない。そもそも、立って食べるの、好きじゃないし。一人ランチは毎度だが、座って食べられる店を探す。
インド料理も、一人で食べに行っていたのはムンバイ在住時。ムンバイのグジャラティ・ターリーやら、パルーシー料理店やらは、「物珍しさ」があって、探検していたのだが、バンガロールではそういう衝動がなかった。
ミールスをワシワシと食べながら、賑やかに立ち食い談義をする隊員の話に耳を傾けつつ思う。
「わたしは、違うな」と。
「なのに、なんで隊長?」と。
そんなわけで、世間からは力一杯、インドローカルフードを愛している人との烙印を押されている感有りだが、違うんです。筋金、入ってないんです。
ということを、なんとなく、伝えておきたい秋の夜。
ちなみに以下の写真は、食事のあと、1階のコーヒーコーナーでの様子。コーヒーは「立ち飲みのみ」につき、立ち飲んだ。
と、何気に隊長風を吹かせる隊長だが、5人分で50ルピー。100円にも満たないのであった。にも関わらず、ここのコーヒーは、かなり「本気」においしくて、かなり気に入った。
20歳の身空で、「食」という衝動を頼りに、あちこちを旅する情熱に敬意を表するよ。
わたしが初めて海外へ赴いたのは20歳の夏だった。
あのとき、カリフォルニアで過ごした1カ月のホームステイが、わたしの人生を大きく変えた。
とはいえ、あのときのわたしに、地図を頼りに一人で旅するなどという発想もなかった。
当時の自分を思い返すに、しみじみと、よくやってるよな〜と、思うのだ。
きっかけがなんであれ、旅することはすばらしいこと。生まれ育った場所と異なる価値観が広がる世界に身を置き、自分の尺度を、既成概念を、塗り替えてゆくことの、尊いこと。
それは、旅して、巡って、体験して、初めて実感することなのだ。
一生懸命やる人を、茶化す人が多い今の時代。
白けたり、達観したり、評価したりするまえに、少年よ、大志を抱け!
というわけで、話が逸れたが、隊員らのレポートをご紹介。
■MAIYA'S (←Click!)
今日もいつものようにオートに乗り、ローカル探検のお店へ向かう。この辺かしら?とオートを徐行させ、、、、、しばらく走ると、その先にもの凄い人だかり!!
看板を見ると、そこには今回の探検先の"Maiya's"の文字が。お決まりですが、その人だかりにテンション&期待度UP!!! 店内はシンプルandクリーン。これは日本人の方も抵抗なしと思われます。
ミールスはカレー2種、炒め物、サラダ、揚げ物、パパッド、ライタ、ホームメイドのダヒ、主食にはプーリ、プラオ、白米。白米にはサンバルとライタ。そしてスイーツ2種と盛りだくさん!かなりのボリュームです。
立ち食いオンリーのローカル飯は塩、スパイス、オイル、この3点がキツメの店が多いのですが、ここMaiya'sはこの3点全てにおいて全て控えめ❤ 私の中ではこのお店はかなりポイント高いです。
そしてシメで飲んだサウスインディアンコーヒー、これはかなりイケル!!
ローカルのお店ではコーヒーをドリップする際にコーヒーパウダーの上に極少量の砂糖を乗せてドリップをし、かすかな甘みとコクを出すお店が多いと思うのですが、ここは砂糖は乗せずコーヒーだけでドリップしているという感じがする本来のコーヒーの濃く深い味わいです。(実際に砂糖不使用かどうかは不明ですが。)
ローカルミールスにチャレンジしたことがない!という方にはお勧めのお店だと思います。
マサラが体に入った方が何だか健康な感じがする1号(笑) やはり前世はインド人かも。
【隊員2号U-KOさん】やっとリベンジのMaiya'sです。こざっぱりとした中で上質なローカル飯が食べられると、インド人のお友達からお奨めされていたこのお店。ミールスは初チャレンジでした。
確かに美味しい! しかも前回の豪華Dakshinランチの10分の1の値段です。TARO隊員もPAKAちゃんもなんだかイキイキ・ガツガツしてます。安くて旨いはローカル探検隊の原点だね☆
名古屋で言えば、みそかつの「矢場とん」のような雰囲気です。清潔な庶民派食堂。お一人様でも大丈夫。ワイワイ食べてもキャパシティあります。
手食いの後の手洗い場の水道がペダル式なのも、トイレの床が(それほど)ビシャビシャになってないのも好感度◎でした。ローカル飯探険のファーストステップにどうぞ。やさしい味付けです。
今回は、私が参加した最初のローカルフード探検隊で、定休日で行けなかったお店にリベンジです。オーダーしたのは、スペシャルミールス。待っていると料理がどんどんでてきて、お皿が山盛りに!
どれを食べても美味しかったですが、私は、ライタがヒットしました。
バンガロールの老舗、MTRの姉妹店?と聞きましたが、言われてみれば、料理の出し方がちょっと似ていたと思います。
みなさま、短い間でしたが、ありごとうございました。毎週ローカルフード探検隊を楽しみに、インターンシップの日々を過ごしていました。(元々毎週ではなかったようですが・・・笑)
みなさまのおかげで、自分では発掘できないお店に行くことができました。また無言でタンタンと食べている、私を温かく迎えてくれたことをありがたく思います。
これからも、日本人が行ったことないお店をどんどん発掘していってくださいね!
【隊員4号K2さん】今日も、美味しく、楽しいランチをありがとうございました。前回お休みで涙を呑んだMaiya's、遂にリベンジできて良かったです。
噂と妄想で、期待が随分膨らんでいましたが、インド人のみならず日本人のお口にも合う優しい味でした。
私達が戴いたスペシャルミールスは、スペシャルというだけあって、バラエティ豊かで、チップス系の物までプレートに並び、なんでも載せればいいってもんでもなかろうに・・・状態で、ボリューム満点。
本当に腹ぺコでしたら お勧めです。
どれも軽快なお味でしたが、中でも あんなにさっぱりしたプーリーは、初めて頂きました。夜になって「お腹がもたれて夕飯見たくもない」ということもなく、でも身体はポカポカした感じが続いています。
また、近いうちに必ず行きたいと思います。・・・というのも、グランドフロアのスイーツ売り場の迫力にも魅せられてしまいました。今日は時間がなく、買って帰れませんでしたが、次回は是非パコラ(スイーツじゃないですね・・)をお土産にしたいと思っています。
TARO隊員、短い間でしたがとっても楽しかったです。その短い間にも、段々お顔がふっくらしてきたような気がします。本当にインドの食べ物がお好きなんですね。
ビリヤニだけでなく、本場のインドの味をたくさんの日本の皆さんにお伝えください。お身体に気を付けてこれからも頑張ってね!
【隊員5号AEROさん】お店の前に着くと店の前にはおじ様達がたくさんたむろっていたので、何かの集会?と思っちゃいました。地元のおじ様達にも人気なんですね。
店内もシンプルな感じで清潔感があり「この店ありだわ」と思いました。スペシャルミールズとはどんなものかとおもいましたが、私がたまに食べている立ち食いミールズとは違い、かなりたくさんの種類の品が出てきて楽しめました。お腹はかなり満たされました!
座って食べるのっておちついて食べれていいですね!(笑) 味もスパイシーでもなく日本人の口にあう味?意外にさっぱりとしていました。なんといってもプーリーがあんなに美味しいだなんて、ビックリしちゃいました。
油っこくなく食べやすくかったので3枚も食べてしまいました(笑) 時間がなくて一緒にお茶できなかったのが残念....。
【ゲスト隊員(すでに3度目?)】Maiya'sは知り合いのインド人が絶賛していたので、とても楽しみにしていました。それでもローカルの人気店ということで少し構えていましたが、室内が想像以上にキレイで驚きました。新しいと言った方がいいのかもしれませんが。
お味は噂に違わぬ美味しさとアッサリさで、ついつい食べ過ぎてしまうほどでした。印象に残っているのは、体に良さそうなジンジャーテイストのバターミルクと、全然辛くなくてビールに合いそうなチリフライ、サクサクのパパドです。
いつもは後で少し胃に残る揚げ物系がとにかく軽やかでした。お喋りが弾みすぎて肝心のメインの印象がやや薄くなってしまいましたが、辛さも控えめでとにかく食べやすかったです。コーヒーも濃厚で美味でした♪