●欧州旅の始点は、諸事情あって、ドバイ、パリ経由のストックホルムから
We are now waiting for the flight to Paris in the Dubai airport. We will go to Stockholm via Paris. Why did we choose such a weird route? Don’t ask me. I am too sleepy, and my brain is not working well to write in English. Anyway, we will go to Stockholm - Paris - Aix en Province (only myself) - Prague- Dresden in 16 days. I am really excited the journey!
現在、ドバイ空港にて乗り継ぎを待っている。インド時間では丑三つ時。眠いにもほどがあるが、今、ラウンジでシャワーを浴び、一息ついたところ。
今日はこれからパリへ飛び、そのまま更に乗り継いで、スウェーデンのストックホルムへ入る。バンガロールからエールフランスの直行便が出ているのだが、プラハからの帰国便の利便性ほか、なんだかんだの都合上、ドバイ経由を選んでいた。
率直にいえば、エールフランスでは、かつて何度か「極めて嫌な思い」を経験したケースがあり、わたしも夫も避けたかったというのが本音だ。
今回の旅の契機は、夫の会社の会合がパリで3泊に亘り行われるため、それに出席することが目的だった。
その出張に、わたしが同行することになり、せっかくならばと延長し、もう十年以上前から再訪を願っていた思い入れの深いドレスデン(旧東ドイツ)を訪れることにした。夫にとってドレスデンは思い入れがあるわけではないので、ドレスデンに近いプラハ(チェコ)も加えた。
プラハもまた、わたしにとっては思い出深い、大好きな場所だ。
チケットの手配などをすませたあと、夫がストックホルムで打ち合わせがあると言い出し、最初は彼一人がストックホルム入りをするはずだったのだが、結局、わたしも同行することに。
そんな次第で、ドバイである。
ストックホルムは27年ぶり。
プラハとドレスデンは24年ぶり。
南仏エクサン・プロバンスは20年ぶり。
この間、行ったばかりだと思っていたパリは10年ぶり。
地図と時刻表、ノートとペン、カメラと大量のフィルムとを携えて彷徨した「東西南北の人」は、すっかり歳を重ねてしまった。
昔日の列車旅とは異なる「現在の旅のかたち」を楽しもう。
★ ★ ★
機内での赤ワイン(ボルドー)と、食後のチーズのおいしさ、塩味の旨味に感動する。
20代のわたしはお酒が弱くてあまり飲めず、チーズもあまり好きではなかったのに。
味覚も嗜好も、経験を重ねて変わるものなのだな……としみじみ思いつつ。
ドバイからパリへ。バンガロール発の便とは異なり機材が格段にいいので、フライト中もよく眠れた。
しかし着陸はエアロブリッジのない場所で。ジェットエアウェイズの航空機も目に入り、うっかりムンバイあたりに舞い戻ったかのような光景。
シャルル・ド・ゴール空港で、束の間、フランスの味覚を味わって、さて本日最後の目的地、ストックホルムへ!
……遠いぞ!