この時期になると、毎年毎年毎年、記している。今年も書く。インドはこれから、お祭り&ホリデーシーズンが本格化する。そしてこの勢いのまま、年末を迎える。2025年は目の前だ。
わたしは常々、インドにおいては「週休3、4日制」とみなして、スケジュールを立て、予算を組むことを推奨している。詰め込んでは危険。ゆとりを持たせて、リスク低めに未来を見据えるのが肝。さらには、この先のホリデーシーズンに至っては、「週休4、5日制」とみなすのが賢明だ。
仕事の間に休むのか、休みの間に働くのか、何が何だかよくわからないのがインドの日常。そうしてこの国は成り立っているのだから、異邦人の我々は、同国の在り方に合わせるのが筋だろう。
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そんな中、わたし自身は、やりたいことは先延ばしにせず、とっとと決めて実行するよう心がけている。というのも、先延ばしにしていたら、やりたいことが実現できないことを身を以って実感しているからだ。現在、ホリデーシーズンを控えて、軒並みイヴェント情報が届く。また、公私に亘って諸々の企画やイヴェント実施の依頼も舞い込んでくる。ありがたいことだ。
しかし、全てを受けていては身が持たない。わたし自身、来月10月から11月にかけては、旅や日本への一時帰国が重なることから、じっくりと優先順位を見据えつつ、一つ一つを丁寧に実現できるよう、プランニングをしているところだ。
このごろは、ファッションやテキスタイルの催しが軒並み続いている。昨日は、コンラッドホテルで開催されたファッション関連の一大展示会に足を運んだ。久しぶりに、華やか(派手)なファッションの渦に巻き込まれる。大勢の女性たちが集う熱気に溢れる会場。インド移住当初は、市場調査も兼ねて、このような展示会へしばしば訪れたものだ。
昨日は、ハンドブロックの地味めおしゃれなブランドを見つけて、1着購入。何人かの友人たちに会い、立ち話を楽しみつつ、瞬く間に時が流れる。
わたしがこのような場に初めて訪れたのはちょうど20年前。当時はまだ米国に住んでいて、旅行でムンバイに来た時のことだ。今、読み返すに、当時の様子が思い出されて懐かしい。
「ハンドバッグからバサバサと札束を取り出し数える人々があちこちに。」
そう。わたしが移住した当初、インドはまだ現金主義。札束をバサバサとバッグに詰め込んでお買い物……が一般的だった。やがてEコマースの黎明と普及と共に、クレジットカードが浸透、デビットカードが台頭し、高額紙幣の刷新やらなんやらがあり、さらにキャッシュレスが加速して、現在に至る。
参考までに、以前作った動画をシェアする。すばらしい職人技が生きたファッションの片鱗を楽しめる。ぜひご覧いただければと思う。
🇮🇳ムンバイ/ホテルのバンケットルームで開催されていたファッション・イヴェントに初めて訪れたときの記録 (2004年10月)
〔ROYAL FABLES〕必見! 究極の職人技を映す布の海。インドのロイヤル・ファミリーが愛し、育んできた麗しき伝統手工芸。今に息づく芸術に触れ合う至福のひととき。
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