ロメイシュ・パパとアルヴィンドは、今朝、1泊2日でアーユルヴェーダグラムへと出かけた。本当なら2泊くらいしてくれればいいのに……と思いつつも、一晩の自由を、謳歌したい。
水曜日は、義姉スジャータ夫妻と、来月で1歳になる甥のナヤン君、そしてロメイシュ・パパと我々夫婦で、久しぶりにITC WINDSORで夕食。アラカルトではなく、ディナー・ブフェを。
シェフがかわったらしく、料理のプレゼンテーションが洗練され、味もなんだか、よくなった気がする。
金曜日の朝は、保護して1週間が経過したROCKYを、再び病院へ連れて行った。今日は乳牛が点滴を受けていた。相変わらず、インド的ローカル風味満点の、動物病院だ。
わずか1週間の間にも、それなりのドラマが展開された我が家の猫等世界。
ROCKYは、カゴに入れられても、車に乗せられても、動じることなく、鈍感なのか、図太いのか、賢いのか、おばかさんなのか、子猫だからなのか、事情はよくわからないが、手がかからない。
ワクチン接種のため、注射を2本打たれたが、動かないようにしっかり身体を押さえていたこちらが拍子抜けするほど、微動だにせず。神経ないの? と疑ってしまうほどだ。ドクターの注射がうまいのか、度胸が据わっているのか。
いずれにしても、ドクターはとてもやさしくて親切。NORAが別の病院で避妊の手術を受けたと知ると、ROCKYは、ここで手術しなさいよ、と笑いながら勧めてくれる。
常に研修生が数名いて、ほとんど気が利かない若者ばかりだが、ともあれ、半官半民のこの動物病院、なかなかに信頼がおけそうだ。
金曜日の午後は、いつもの通り、サロン・ド・ミューズ。ミューズ・クリエイションの活動日だ。このごろは新しいメンバーが増え、この日の参加者も30人近く。各チームともに、ジャパン・ハッバの準備中。
ところで今週、すっかりROCKYのジムと化していたサンルーム。実はチーム布の作業部屋でもある。もちろん、片付けてはいたけれど、猫が苦手な人がいれば、書斎に連れて行こうと思っていた。
しかし、ワクチンのために少々ぐったりしていて、寝入っていたが故、そのままに。
おやつは久々、パンナコッタ。いちごの季節ゆえ、いちごが売られている限り、いちごでのアレンジをと思い、またしても軽く甘く、煮た。パンナコッタとよく合うのだ。
そうしているうちにも、マンゴーの季節がやってくる!!
この日を最後にシンガポールへ異動されるメンバー、AYAMIさんから、チョコレートの差し入れ。バンガロールのBliss。とてもおいしいチョコレートをありがとう。
創業当時のメンバーが次々と去り、寂しくもあり。しかし、新たな門出。新天地でも、どうぞお元気でね!
夜はまた、久しぶりに、バンガロールクラブへ。英国統治時代の面影を残す、ソーシャルの場。まずは、メンズ・バーで、カクテルタイム。
数年前まで、メンズ・バーは「女性立ち入り禁止」だった。女性が入れるのは「ミックス・バー」だけであった。最初にパパがわたしを案内してくれたとき、「ここは男性しか入れないんだよ」と嬉しそうに説明してくれたのを思い出す。
しかし昨今、「女性も入場させるべきだ」的な風潮が進み、何のことはない、我々女性も立ち入り可能に。
わたしとしては、男子が男子だけで寛げる自由な場所があってもいいじゃないか、と思うのだが。なにしろ女性たちは、昼間でもなんでも、自由に女性たちだけで集えるのだ。
なんてことを言ったら、物議を醸しそうだけれど。それに「ミックス・バー」の方が、雰囲気もいいのだけれどね。
デリーから来訪中のロメイシュ・パパを囲み、ファミリーフレンド含め12名が一堂に会す。久しくお目にかかっていない懐かしい人たちとも再会。
食べ物は、決しておいしいとは言い難いバンガロールクラブだが、この日のお勧めメニュー、ポークの煮込みは、とろとろと柔らかく煮込まれた豚肉が美味! 夫もわたしも、満足の夕餉であった。
ファミリーフレンドのニッキル。彼は2年前、わたしがバイク(スズキ)の広告ムービーのコーディネーションを依頼された際、モデルとなってくれた男性だ。普段はハーレーに乗っているのに、気持ちよく引き受けてくれた。
彼を撮影する日、彼の親友のルーピンが突然、参加してくれ、それはそれは、的確なサポートをしてくれた。そのルーピンが、奥さん(フィリピン出身)と二人で現れた。会えるとは思っていなかっただけにうれしく、あのときのお礼を改めて伝える。
ちなみに2年前の撮影時の記録、なかなかに面白いので、ぜひご覧ください。
■日米印スタッフ共作。バイクCMの撮影を巡って。(←Click!)
ロメイシュ・パパの50年来の友人、シン氏だ。2006年。移住したばかりで、まだろくにインドを知らなかったころ、試行錯誤しつつ、しかしすでに仕事を始めていたわたしにとって、初めての「出張付きの仕事」のときのことだ。
クライアントから、いくつかの家庭を訪問したいとの意向を受け、デリーでロメイシュ・パパの力を借りた。その訪問先の一つが、シン氏のお宅だった。
気さくでフレンドリーなシン氏はしかし、ラジャスターン(ジャイプール)のロイヤルファミリーの出自。当時まだ、アメリカンにも義父ロメイシュのことを、「ロメイシュ」と呼び捨てしていたわたしに、注意をしてくれたのは彼だった。忘れられない出来事である。その日の記録も、ここにリンクをはっておく。
■デリー、ムンバイを駆け抜けた1週間。【デリー編】 (←Click!)
このときの記録には「30年来の友人」と書いているが、ロメイシュ・パパの計算間違いだったようである。最早30年も40年も、同じようなものなのかもしれず。
楽しき宴のあと、ぐったりしていたROCKYを気にしつつ、玄関の扉を開ける。まずは出迎えてくれたNORAにご挨拶。そしてROCKY部屋へと赴けば、すっかり元気になっていた。ごはんもしっかり食べていた。安心。
さてさて、これから、メイドには任せられない諸々の片付けをせねばならない。デスクワークは明日からしっかり始めるのだ! と小さく決意しつつ、すでにワインでも飲みたい夕暮れ時。
ひとりと2匹で、平和な土曜の午後である。