長雨続きの曇天から、束の間、開放された先週。今日は少々、曇り空ではあったが、ほぼ1週間、爽やかな天候に恵まれたのはうれしかった。
普段は当たり前のように降り注いでいた陽光が、こんなにも気持ちよく有り難いものだったとは……。と、久しい不在の果てに、思う。
先週の火曜日は、サリーのブラウスを作ってもらうため、最近よく利用しているテイラーへ赴いた。そのビルディングの上階にあるカフェからの眺めがよく、久しぶりの涼風を楽しみたく、立ち寄る。コーヒーを飲みながら、しばし読書するひととき。
■WATSON'S (←Click!)
このビルディングには、カフェやテイラーのほか、いきつけのオーガニックショップも入っている。最近は、デリーのハウスカス・ヴィレッジにあるカンタ刺繍のブティックも入店した。この店、お勧めだ。
テイラーでは、日曜日の日本人会総会パーティで着用するサリーのためのブラウスを仕立ててもらった。先日、展示会で購入していたコルカタの手刺繍のマテリアルを、そのままにしていたことに気づき、急にそれを着たくなったのだ。
いつも利用しているせいか、3日ほどで仕上げてもらえたのは、ありがたかった。ちなみにマテリアルは、この日の展示会(←Click!)で購入したもの。ここでも記しているが、サリーのブラウスを変えることで、サリーの印象がガラリと変わるのは、楽しいものである。
そしてこれが、昨日、日本人会のパーティに着て行ったサリーである。
最近は、パルーの部分(肩からハラリと下がる部分)を、細めに折り曲げて着用するスタイルが流行っている(ような気がする)ので、そのように着用してみた。
サリーのブラウスは、前は隠れることから、後ろ姿が見せどころ。ゆえに、この手刺繍が映えるというものである。
随所に配されたザリ(金糸)がチクチクするのが玉に瑕。金糸というよりは、金色の細い針金、である。
ちなみに、こちらは8年前の同じサリー着用の図。ブラウスは、サリーの共布で作った。極めてオーソドックスな印象である。
それはそうと、若い。そしてロン毛。
土曜日は、ファミリーフレンドのおばさまの招きでバンガロールクラブへ。プライヴェートなパーティルームにて、彼女の誕生日を祝う。
おばさま(グリーンのサリーがすてき)のお友達軍団に囲まれると、すっかり若造の我々。普段は饒舌と思われるわたしも、インドのおばさま、おばあさま方の前では、本当に、おとなしいものである。彼女らの風貌、存在感、会話の圧の強さたるや、パワフルすぎる。
昨日の日本人会総会パーティでは、ミューズ・クワイアが初めて舞台に出演。先週のOWCクリスマスバザールとは異なり、踊りや派手なゴスペルは控え、「アメイジング・グレイス」と「やさしさに包まれたなら」(ユーミン)を披露した。
ここではさすがに、オリジナルポロシャツ姿、ではなく、サリーでの出演だ。メンバーは変われど、本番に強いミューズ・クワイアの面々。今回も、よい出来映えだったと思う。
ミューズ・クリエイションの対外的なイヴェントとしては、これで今年の出店&出演は終了だ。とはいえ、メンバー向けのイヴェントはまだ、年末のクリスマスパーティまで続く。
さて、明日からは師走。
2015年もいよいよ締めくくりだ。中旬にはムンバイ出張が待っている。それが楽しみでもある。
今年はムンバイに一度しか行っておらず、しかも体調不良だったゆえ、お気に入りのタージマハル・パレスホテルに宿泊して、のんびりとホテルライフを過ごしたに留まった。
思えば今年前半は、更年期障害云々で調子が悪かったが、デング熱を境に、比較的復調している気がする。ともあれ、健康第一。
これ以上はもう、よく寝てよく食べることはできないが(寝すぎ食べ過ぎになってしまう)、それでも意識的に、身体の声を聞きながら、走らず慌てず急がずに、しっかりと地に足をつけて、師走を歩こうと思う。