我が家のサンルーム(ヨガルーム)で2泊目のROCKY。
小さな段ボールのベッドで、ゆっくり眠れた様子。
しばらくROCKYと遊んでいたところ、NORAも庭にやってきた。
なにしろ猫を飼うのは初めてのこと。「先住猫」と「新入り猫」とを仲良くさせる術も知らず。ネットであれこれ調べるにつけ、数日から数週間は距離を保つべき、だとか、互いの匂いに慣れさせて、徐々に親近感を保たせるべき、だとか。
インターネットがなかったころ、みんなはどうやっていたのだろう。と、ふと思う。
NORAはといえば、昨日のように動揺して威嚇することはせず、遠くから、様子を伺っている。じっと、見ている。
ものすごく、見ている。
とばかりに、取り敢えず、の空き缶おトイレをご使用中のROCKYを、見ている。
若干、むかつく。
NORAがご近所パトロールに出かけている間、ROCKYをひなたぼっこさせるため、外に出す。
ROCKYは、朝から食べては水を飲み、食べては水を飲み、ともかく、じっとしていない。部屋でも散々飲んでいたけれど、庭に出ても、飲む。
ともかく、小さくて軽い。何グラムだろう。そうだ、体重を測ってやらねば。
NORAとの匂いを混ぜるために、書斎のNORA空間に連れて来てみる。最初はぎこちなかったけれど、そのうち、あちこち、うろうろと偵察を始める。なにしろ一昨日までは、ゴミ箱のそばの、排水口に寝ていたのだ。見る物すべてが、初めてで、物珍しくて、新世界なのだ。彼にとっては。
しかし、目を離した隙に、細長く、狭いところに入っている。生まれて以来ずっと、排水口に暮らしていたから、きっとそういう場所が落ち着くのだろう。
自分のシッポさえ、珍しいものを見るかのように、じゃれ合っている。
その後、NORAと鉢合わせしないようにサンルームへと移し、今度は、NORA姉さん、机の傍らへ。
匂いを嗅ぎつつ、なにやら落ち着かない様子を見せていたが、しばらくしたら、クウクウと寝息を立てながら、寝始めた。
それにしても、NORAが巨大に見えてしまう。子猫とは、本当に、子猫だ。
夕刻、ロメイシュ・パパが到着。今夜はチキンのホワイトシチュー。玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモ、ブロッコリー。そして丸ごと鶏肉を捌いたもの。あとは茅乃舎の野菜だし、バター、塩胡椒、牛乳で味付け。今日はとろみをつけることなく、このままで。十分に美味。
それから、ホウレンソウのゴマペースト&醤油マヨ和え、も作っておいた。松田のマヨネーズ、マイルドでヘルシーで、おいしい。
デザートはパパからのお土産。マルハン実家の料理人、ケサールによるガジャール・ハルワ。冬のデリーの食卓を彩る赤いニンジン、バター、ミルク、砂糖などで作られたお菓子。
甘さ控えめに作られていて、まろやかに、とてもおいしい。
NORAが夜のご近所パトロールに出かけている間、再び書斎へ。NORAは生後約7カ月で我が家を選んでやってきたが、彼はまだ2カ月。思い切り子猫だ。ゆえにか、好奇心も格段に旺盛で、目が離せない。
デスクの上でペンを転がして遊んでみたり、
目を離した隙に、カップの水を飲んでいた。たまたま水をいれていたからよかったが。これからは蓋をしておかなければならない。
ジャーナルのしおりの紐も気になる。イヤフォンのコードも気になる。これはなにやら、たいへんだ。ともあれ、早くNORAと仲良くなって、二匹で遊んで欲しいのだが、いったいどれほど時間がかかるのだろう。
土曜の夜は、バンガロールで働く女性たちの集い(飲み会)に出かけた。近況報告で「猫のこと」を語る自分が、自分ではない。しかも、iPhoneでROCKYの写真を見せてみたり。わたしも、軟化するお年頃なんだなあ、こんなことして。などと思う。
ロメイシュ・パパは「犬派」で、猫は今ひとつ苦手のよう。触らず、近寄らず、距離を置いている。
さてさて、今日から再び、デスクワーク週間。猫に気を取られている場合ではない。が、気を取られすぎてしまいそうで、いけない。