新聞を読んでいたら、12月9日から5日間に亘り、アーユルヴェーダの国際見本市が開かれるとの記事や広告を発見。調査を兼ねて出かけることにしました。
4th World Ayurveda Congress &Arogya Expoと称されたこのイヴェント。ここカルナタカ州が主催しているようです。
去年、一昨年と、わたしたち夫婦はムンバイのワールドトレードセンターの向かいに住んでいました。
一般のゲストでも気軽に入ることができるイヴェントが大半だったため、これまでさまざまな展示会や見本市を見学してきました。
しかし、今回のイヴェントの規模たるや、群を抜いています。
アーユルヴェーダ関連ビジネスのブースが、延々と並ぶ会場には、大勢のゲストが詰めかけ、非常に積極的に、商品に向き合っています。
インドにおけるアーユルヴェーダについては、これまでもわたしなりに情報を得てきましたが、想像を遥かに超える「歴史と伝統の医学の底力」のようなものを感じさせられました。
12億人近い人口を抱えるインドとは、他の国とは絶対的に異なる、独自の強烈なパワーを持っていてるということを、再認識させられました。
わたしが知り得るインド世界など、本当に断片に過ぎないのだということを、改めて思い知らされるようでした。
取り敢えずは、撮った写真の何枚かを、ご紹介しておきます。
先日、「工場見学」をさせてもらったHIMALAYA HERBALSのブースも。マネージャーが積極的に対応していましたので、商品に対するリクエストを。
洗濯用洗剤や食器洗い洗剤をぜひとも出して欲しい!
と、熱く語ったのですが、「我が社の基本はヘルスケアなので……」だと言い張ります。
洗剤で肌荒れを起こして以来、ここでも幾度か紹介した「ソープナッツ」で洗濯をしている日々。食器洗いも、泡立ちの悪い、しかし天然成分の磨き粉を利用しています。
どちらの洗剤も身体の健康に密接な関わりがあるのですから、ぜひとも検討しておいてくださいと、しつこく伝えたところ、関心は示してくれたよう。
いつか店頭に並ぶ日が来ることを祈りつつ……。
と、別のスタッフが、「新しい商品です。いかがです?」と勧めます。なにかと思いきや……。
シワ対策のジェル。
……。ほっといて。
この色とりどりの物体はなんでしょう。そう。薬剤のカプセルを作る会社のブースです。国内向けのみならず、各国の規定に応じた商品を輸出しているとのこと。
なんだか、お菓子みたいですよね。日本では考えられない色だと思いますが、インドだけでなく、米国でも派手な色のカプセルはよく見かけていました。
もちろん、食品用として認可されている着色料などを使用しているとのこと。
あ、見覚えのある方が! 右の女性、わたしたちが通っているインディラナガールのアーユルヴェーダクリニックのドクターの一人、アンジャリ先生です。
わたしの母が、彼女のお世話になりました。
こちらはアーユルヴェーダの治療器具を販売しているブース。大きな1本の樹木から作られる木製のベッド。木そのものにも薬効があるのだそうです。
吊るされているのは、額にオイルをタラタラと垂らすトリートメント「シロダラ」用の器です。
同じ木でできたスチームバスも売られていました。
「シロダラは、一定の温度に保たれたオイルを、コンスタントに流し続けることが大切なのです。この機械はそれを実現します」
と言われても、これでトリートメントを受けるのは、いや。
ついでにこの、胸から上しかないマネキンも、怖くていや。
こちらは、自然派コスメティクスのブース。シャンプーなどを試しに購入してみました。
各ブースで、資料などを適当にピックアップしましたが、サプリメントなどは無闇に試す気にはなりません。
従っては、手軽に使える「自然派ソープ」ばかりを集中的に購入。いずれも1つ30円~80円とリーズナブル。あれこれと試してみて、お気に入りの石けんが見つかればと思います。
何気なく立ち寄ったイヴェントでしたが、2時間ほども過ごし、すっかり疲労困憊。その熱気に圧倒されました。
その他、さまざまな催しも同時に開催されていたようです。興味のある方は専用のサイトをご覧ください。
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