昨日は、テイラーメイドのサルワール・カミーズについてご紹介しました。テイラーで作ってもらえるものは、サリーのブラウスやサルワール・カミーズなど、インドの伝統衣裳だけではありません。
たとえば上の写真。これはクルティと呼ばれるトップ。チュニックのようなものですが、このようなトップも、好みのデザインに仕上げてもらうことができます。この布は、カシミール地方の刺繍が施されたもの。
そもそもサルワール・カミーズ用に売られていますから、トップ&ボトム用、合わせて5メートル近くもの布がひとまとめで売られます。下の写真がそれです。
ボトムは当面必要ないので、取り敢えずトップだけを作りました。生地は木綿で、手刺繍が施されています。値段はデザインによりますが2500円〜4000円程度。仕立て代を含めても5000円以内です。ちなみに「手刺繍」などに拘らなければ、ぐ〜んと安く作ることができます。
これは、丈が短めのクルティ。木綿なので洗濯も楽。着心地も軽やかです。米国在住時代は、専らジーンズとTシャツが日常着でしたが、インドに来てからは、Tシャツではなくクルティを着る機会が増えました。
布が余分にあるのだから、クルティだけでなく、ロング丈を作ってみようと、ドレス(ワンピース)を注文してみました。モデル気取りごめんなさい。ちょっとやってみたかったのです。
このほか、適切な布と作りたい服の写真があれば、かなりそれに近いものを作ってくれます。よほどややこしいデザインでない限り、手持ちの既製服をコピーしてもらうことも可能です。
この写真のオレンジのシャツは、昨年、日本に帰国した際、東京で購入したもの。日本ではなかなかサイズの合う服が見つからないのですが、日比谷シャンテの1階の入り口のすぐ右側にある店(!)は、わたしにも合う大きめサイズのトップがあるため、気に入っています。
とはいえ、帰国するのは数年に一度。これまで購入したのは3枚のシャツだけですが……。
このオレンジのシャツを購入した翌日、早速着用し、年上の友人に会ったところ、
「わたし、そのシャツと色違い、持ってる! どこで買った? もしかして日比谷? 日比谷シャンテでしょ!?」
と激しく盛り上がりました。あの店(店名は覚えていません)は、アラフォー&アラフィフの人気店なのでしょうか?
それはさておき、色違いが欲しいと思っていたところ、紳士服のテキスタイルショップで、ストレッチ素材のなかなかに肌触りのいい黒い生地を見つけました。早速テイラーにオーダーしたところ……。
なかなかに、いい感じで仕上がりました! というか、写真だと細部の具合などわかりませんよね。
ただ、どこのテイラーもうまく作れるわけではありません。これはムンバイ在住時、自宅の近所にあるテイラーに頼みました。バンガロールでもいい店を見つけなければと思っているところです。