さて、前回に続いてファッションウィークの写真をご紹介します。
まずはCHECONDRA SHARAN & SATISH SINGHのコレクション。前回ご紹介した「若者向けカジュアル」よりも、エレガント。
"YELLOW, BROWN & GREEN" と名付けられたコレクションです。タイトル通り、上記三色を主体としたもの。
ドレープ、プリーツ、タックが繊細に施され、加えて刺繍が個性と気品を添えたドレスが次々に登場します。
前半は、オープニングの直後でがらんとした客席でしたが、いつしかフォトグラファーたちも増えて、少々賑わってきました。
鮮度を抑えてやさしいアースカラーの、三色のバランスが、たいていは「自然から浮かび上がるほどに鮮明な色彩」にあふれたインドのファッションにあって、とてもやさしく見えます。
右の二人の男性が、そのデザーナーです。それにしても、二人組のデザイナーとは、珍しいような気がするのですが、どうなのでしょう? どのようなプロセスで作品を仕上げていくのでしょうね。
ちなみに二人のブランドMANDI DESIGN STUDIOは、2009年にラウンチしたばかりとのこと。まさに新進デザイナーなのですね。
インドでは、著名デザイナーの多くがそうであるように、「インドの伝統的な意匠を生かした洋服作り」を目指しているようです。
個人的にも、見るにせよ、着るにせよ、欧米ファッションの模倣ではなく、インド風味が生かされたデザインを見るのが楽しいし興味深いものです。