At the Vermilion House, I enjoyed a moment of time travel. Beautiful vintage furniture and traditional embroidered textiles that reflect the ancient beauty of India.
新居向けの家具探しを始めて4週間近くたつ。古い家具、新しい家具、手作りの家具……。いくつもの異なる店で、しかし一軒の家に調和する意匠のものを、少しずつ揃えてきた。写真を撮り、眺め、脳裏で思い描く。難しくも楽しい作業だ。
昨日は序盤に訪れたVermilion Houseを再訪。そして、すでに目星をつけていた家具3点と、日本製のタイルの飾り、ラーマーヤナをモチーフにしたインレイ(木象嵌)を購入した。2枚目の写真は、購入を決めた家具の一つ。英国統治時代の100年以上前に作られたもので、どっしりと大きい。
昨今では、バンガロールの家屋は従来に比べて狭くなっていることから、大きな家具はなかなか買い手がつかないのだという。しかも重厚だから取り扱いが困難で、存在感がありすぎる。これは、ティークウッド(チーク材)がメインだが、ボーダーの部分や唐草模様の部分はローズウッド(紫檀)が施されている。磨けば生まれ変わることが予想される美しさだ。
この日、オーナーのウマが、店内の一隅に工房を構えるテキスタイルの専門家、刺繍のスペシャリストであるプルヴィを紹介してくれた。インドの伝統的な「ありとあらゆる」刺繍を手がけるという彼女。伝統を踏襲したもの、新しくアレンジしたもの、あるいはオリジナル……と、それはそれは無数の意匠の刺繍製品を次々に見せてくれる。
インドのテキスタイルが好きなわたしにとっては、腰を据えてじっくり数時間、お聞きしたいすばらしい話と作品群だ。わたしの好きなパールシー刺繍のヴィンテージが一隅に飾られている。なんという精緻な技術だろう。
……ということを綴れば尽きぬ。
アーメダバード出身だという彼女。同地にあるキャリコ・ミュージアムとも深い関わりがあるという。インドの伝統的なテキスタイルが一堂に会するテキスタイルの博物館。以前から関心があるのだが、行ったことがない。今、サイトのギャラリーを改めて見るに、行きたすぎて泣ける。
……という話をしていたら尽きない。
そろそろ「新生ミューズ・クリエイション」の活動として、バンガロールのショッピングツアーや、小規模のセミナー、ワークショップ、イヴェントなどをぼちぼち始めようかと思っているのだが、このようなテキスタイルの専門家の話を聞くのも楽しそうだ。
プルヴィ曰く、いつでもワークショップを開いてくれるとのこと。しかしこれは、よほど興味のある人でなければ、参加しようとは思えないマニアックさがある。バンガロールにいらっしゃる方で、インドのテキスタイルに関心のある方がいらっしゃれば、ご連絡をください。イヴェント、企画します。
[email protected]
✏️心躍る時間旅行。インドはステキなもので溢れすぎている。
➡︎https://museindia.typepad.jp/2021/2021/07/fantastic.html
◉Vermilion house
➡︎https://www.facebook.com/Vermilion-house-193670894039792/
◉Purvi Patel-Art revivalist of textiles and handiworks
➡︎https://www.facebook.com/Ppjaishrikrsna/
◉The Calico Museum of Textiles
➡︎https://www.calicomuseum.org/