久しぶりのパーティ。会場は、なじみのTaj West End。二人とも、まだCOVID-19の余韻が残り、体調が完全とはいえない。ゆえにパーティの夜は一泊し、週末はホテルでゆっくりと過ごすことにした。
古き良きバンガロールをテーマにした会場。久しぶりに友人らと会い、賑やかな夜。アルコールは控え、ダンスもほどほどに。「これからすばらしいDJが登場するのに!」と引き止められたが、12時には退散。日付が変わって本気を出すインドのパーティー。元気じゃなければ乗り切れない。
モンスーン明けやらぬバンガロールは、気温も低く、涼しいを通り越して肌寒いほど。広々とした浴槽に湯を張り浸れば、まるで温泉に入っているかのような至福。
鬱蒼の緑に包まれながら、静かな闇に眠る夜。
インドのホテルに泊まるのは久しぶりということもあり、目を覚ました瞬間から、朝ご飯が楽しみだった。
インドのすてきなホテルの朝食は、昔から、本当に楽しい。わたしが知る限りの20年。そのときどきで、トレンドは変わってきたけれど。豊かなフルーツにコンチネンタル、インド料理、場合によってはオリエンタル……と選択肢は常に豊富。いくつになっても食べすぎる。
揚げたてのワダ(Vada)に加えて……マイソール・ボンダ (Mysore bonda) もある! この、ホットケーキミックスで作った揚げドーナツを彷彿とさせるマイソール・ボンダは、ほの甘くておいしいのだ!
南インドの味噌汁ともいうべくサンバルもまろやかで、「マサラは別添えで」とお願いしたマサラ・ドサも旨い。どう考えても食べ過ぎなのに、締めくくりはパンケーキ。メープルシロップの風味もよくて、濃厚なチャイとの相性も抜群だ。
「昼ごはんは、抜きね」
と言いながら、夫婦揃ってよく食べた。いい週末だった。