10月初旬に日本へ一時帰国して以来、濃密な日々を過ごしてきたが、土曜の夜、妹夫婦を見送ってひと段落。わずか5泊6日、実質4日間の滞在ながらも稀有な時間を過ごせたのではないかと思う。「ご家族がいらしているの? ぜひお連れして」という感じで、無条件に歓迎してくれるインドの友ら。
わたしにとってはすでに「当たり前のこと」となっているインドの社交の姿は、しかし一般的な日本人にすれば、慣れない習慣なのだということにも気付かされる。
ともあれ、わたしは今、この社会に暮らせていることを、本当にありがたく思う。
日曜の午後は、アーティストの友人JAYAの個展だった。会場は、数年前、市街北部にオープンしたThe Leela Bhartiya City Bengaluru。隣接するモールには訪れたことがあるが、ホテルは初めてだ。
彼女も妹夫婦を招いてくれていたのだが、帰国の翌日だったので、夫と二人で訪れた。これまで何度となく紹介してきたが、わたしたちの新居には、彼女の作品が4枚ある。いずれの絵画も、購入したときに思い描いていた以上に、新居の空間になじみ、わたしの心を和ませてくれている。
実はまだ、絵を飾られる「壁」の余白は各部屋にある。暮らしながら、調えていこうと思っていた空白。先日のA HUNDRED HANDSでは、チベットの絵画を1枚購入した。そして日曜日も、以前から気になっていたJAYAの絵を2セット、購入したのだった。
夫もわたしも、以前から欲しいと言っていた絵。好みが一致し、ほぼ迷うことなく選んだ。
会場には、親しい友人や、久しく会っていなかった友人知人らにも会うことができ、話が弾む。ところで1枚目の写真は、友人のYashoとLakshmi。絵画の前に立つ2人の姿に目が釘付けになり、ポーズを取ってもらった。絵画とファッションが溶け込んでいる。本当にすてき。
その後、展示会場に隣接するダイニングで、サンデーブランチ。このブランチがまた、非常においしかった! かつて、ITCホテルの名インド料理店で女性初のシェフを務めていたYashoと、昨今のインドの外食産業の急伸についても語り合う。彼女の食に関する知識もまた、広く深く、ちょっとした会話からも学ばされることが多い。
先日のTAJ WEST END にせよ、このホテルにせよ、ブッフェのクオリティがここまで上がるとは……と、感嘆することしきり。インドの食や食文化についても記したいことは多々あれど、追いつかぬ。
さて、これから「女性の勉強会グループ」のディワリ・ランチに出かける。本当は着物で参上したかったが、まだ着付けを習得できておらず、サリーにて赴く。近々、Youtubeを見ながら着付けの特訓をせねば!👘
🎨JAYA JAVERI インドの自然や情景、歴史を刻む建築物……。やさしく慈しむように描く画家、ジャヤ・ジャヴェリの世界。