4年前、空港に近いヤラハンカというエリアに購入したヴィラを見に出かけた。
予定どおりに進んでいれば、現在、完成していることになる。
1年前に来た時よりは、だいぶ形になってはいたし、モデルルームもできていて雰囲気を掴むことはできたが、我が家のプロットは、作っているんだか壊しているんだか、わからない感じの廃屋感。
「ここがリヴングで〜」
「ここがキッチンで〜」
などと、イメージするのも、相当に困難。ていうか、危険! 日本なら絶対に、部外者を入れないであろう、足場が悪い作業現場だ。
完成は、早くて1年後、だろう。急がないとはいえ、気の長い話だ。
インドに暮らす上では、元気で長生きしなければなあ……としみじみ思う真夏の午後。
★ ★ ★
帰り道、ローカルの定食屋でミールスのランチ。
バターミルク。日本ではなじみがないが、生乳を攪拌して分離させ、バターを取り除いた残りにつき、低カロリーながらも栄養のある、身体によい飲み物なのだ。
これでパンケーキを作ると、生地がもちもちとした歯ごたえになる。米国では「バターミルクパンケーキ」が一般的だ。
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このごろはもう、歳月の流れが早く感じられすぎるので、1年後が遠い先とも思えない。バンガロールの街の光景は、刻一刻と変化しているし、なにしろ世界はめまぐるしい。
少し、速度を落とした世界にも、身を置かねばと思う日々の暮らし。芯を持って、屹立すべし。
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