インドに暮らして6年余り。健康診断などの検査や歯科疾患を除いては、病院にかかったことは1度しかなかった。そして本日が、2度目であった。
思えば初回も、扁桃腺をやられて、熱が出たのだった。
一度食中毒になったことがあった。あれは、生ガキにあたったのが原因。生ガキばかりは、鮮度とは関係なく、あたる時にはあたる。
あのときは、病院に行くのもきつかったので、症状をドクターに電話で説明し、薬を処方してもらい、ひたすらココナツウォーターを飲んだ。
あれたけ辛い思いをしたのに、ほとんど体重が減らず、ココナツウォーターの威力を実感した。
さて、今回の兆候は、一昨日の夜に始まった。喉の奥が痛い。
こんなときには、我が家の常備薬、ハーバル系のトローチ風タブレット "SUALIN"の出番。これ、風邪の初期症状もきく便利な薬なのだ。
1瓶35ルピー。約50円と言ったところか。
日本への土産にしたいくらいである。
いや、土産の話はさておき、わたしの症状だ。
翌朝、つまり昨日の朝も、やはり喉が痛い。
しかも熱っぽい。
熱っぽいが、たいてい自然に治ることが多いので、そのままOWCのコーヒーモーニングに出かけた。
が、どうにも体温が高い気がする。
見た目は元気なのだが、熱っぽい。友人らとランチを食べに行こうか、という話をしたときに、自分にまったく食に対する意欲がないことに気づき「これは、まずいかも」と自覚。
早々に帰宅し、就寝。昨日の午後から夜にかけて、最高で華氏102度にまで達した。摂氏38.8度程度である。いちいち換算するのが面倒なのである。
夫の帰宅時に、ココナツウォーターを買ってきてもらう。これで夜の間は水分補給。ココナツウォーターは食あたりによる下痢や嘔吐の際にも、非常に役に立つ。
が、ココナツウォーターが簡単に手に入らない場合には、これが役に立つ。
インドでは定番のELECTRALだ。
発熱時、嘔吐時の脱水症状を防ぎ、下痢を止める効果がある。
パウダーを水に溶かして飲む。
これもまた、旅などに持参すると便利な薬である。
という話はさておいてだ。
今朝になって、熱も華氏100度を切り、ずいぶん楽になった。
身体の節々が痛いが、これくらいは我慢できる範疇だ。通常ならば、薬を飲まず、対症療法で治癒させたいところ。
今日一日ゆっくりとすごして様子見を……というところだが、実は明日、ジャパン・ハッバのリハーサル、そして明後日に本番を控えている。
万一のことを考えて、近所の診療所へ赴いた。
やはり扁桃腺が炎症を起こして腫れているとのこと。雑菌を摂取したのが原因らしい。自分でもその感染源は、おぼろげながら、わかっている。
あそこで食べた、あの一口。あれが、命取りであった。
特にここしばらく、扁桃腺をやられる人が周囲にも少なくない。季節的なものかどうかはわからぬが、急に暑くなり始めたバンガロール。
体調の不調を訴える人も多いようだ。ともあれ、雑菌には要注意。
左上は、インドで定番のうがい薬。イソジン風。右上は本日、処方された薬。抗生物質と鎮痛剤のようなもの。なんかもう、飲まずともよいような気がするが、しかし、今回はとっとと治すことを優先しよう。
ちなみに、下記、ホームページに掲載しているインド常備薬のリンクだ。インドにお住まいの方、参考までにご覧ください。
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