インド生活って、どうしてこうも、予想外のトラブルが多発し、思うように事が運ばず、ひっちゃかめっちゃかなんだろう。
インドに暮らしてあと数カ月で丸7年。未だに振り回されている。慣れたには慣れた。物事が一転二転することが普通。という感覚には、なった。
が、いやなものはいや。
現在、自分の仕事の他にも、風呂場の配管工事や内装の補修工事、そして上階住人のバルコニー工事(我が家にも影響)などが同時進行している。
ともかく、デスクワークに集中できない。
そんな最中、プレシラの義母の容態が悪く、今朝、彼女は欠勤。ドライヴァーのアンソニーは、体調不良で珍しく休み。
今日はランチの約束、午後には取材があるのだが、家の中に工事人を放置するわけにもいかず、正午までに手を打たねばならない。
が、手の打ちようがなく、現実逃避でブログなど書いている。
このところ、デスクワークが立て込んでいるので、仕事以外ではコンピュータに向かうのが億劫だったのだが、書いておきたいことが募っている。
詳細を綴っている場合ではないのだが、取り敢えずは写真と簡単な説明のみ、残しておこう。
ひとまず、上、そして下の写真。ついには、インドにも二世帯住宅(アパートメント)が登場したのだ。ジョイントファミリー(数世帯が同居)が一般的なインド。
この二世帯住宅は、まさにニーズが高そうだ。
この広告、パッと見のインパクトが弱いが、内容はユニーク。インドの嫁姑問題がシニカルにコメントされている。
これを見るだけでも、インドのジョイントファミリーの実態が察せられるというものだ。
イラストなどをもっとリアルに表現してアレンジすれば、面白い広告が作れそうだとも思う。
広告の内容はサイトで見られる。ご興味のある方は、どうぞ。
■DOUBLEMENT (←Click!)
そしてついには、バンガロールでもゴミの分別が始まった件。上の写真は、アパートメントの自治会で配布されるステッカー。
バンガロールがいかにゴミに溢れている街かは、以前も詳細に記した。
我が家では数年前から生ゴミは庭でコンポストにしていた。そして昨年、「ゴミツアー」に参加してからは、ほとんどのゴミをリサイクルに出している。
従って、この条例が発行されても、特段、変化はない。
しかし、大半の住民は、従来の「まとめ出し」から「分別する」というコンセプトに戸惑っており、多くのアパートメントビルディングなども、準備期間が必要だと主張している。
これが、数週間前に新聞に出た広告だ。ゴミの分別の方法が詳細に記されている。以降、ローカル紙面には、日々、なんらかのゴミに関する記事が掲載されている。
この10年間で、人口が倍増。1千万人を抱えるバンガロール。急速な近代化で、パッケージなどのゴミが急増している。
従来は、ゴミと言えば生ゴミが主だったから、路上に捨てても牛や犬が食べてくれて処理できていたのだろう。しかし、今はゴミの種類が違う。
ゴミを分別する云々の前に、「ゴミを出さない暮らし」を本来は目指すべきなのだ。
しかしながら、どんどんと増えるスーパーマーケットやショッピングンモール。加工食品の急増に伴い、パッケージが増えた。
人口が2倍。しかしゴミの量は2倍どころではない。この10年で何倍にも膨れ上がっている。
なお、インド国内でもゴミの処理に成功している州はあるようだ。今、地名を失念してしまったが、ともあれ国内に成功例があるのだから、バンガロールもなんとかがんばってほしい。
分別も大事だが、ゴミを出さない暮らしがもっと大事。
ビニル袋も、サランラップも、アルミホイルも、箱入りティッシュペーパーも、我が家では使わない。一応、1セットずつ準備しているが、なくても問題ない。
前時代的でノープロブレム。
というわけで、昨年のゴミツアーの記事のリンクをここに改めてはっておく。ぜひご覧いただければと思う。
■インドのゴミ処理を巡る旅。ぜひ読んでください。 (←Click!)
さてさて。
風呂場の配管問題は、予想していた通り、バスルーム全体に波及していた。浴槽ひっぺがしどころか、マスターベッドルームのバスルームのフロア全体を打ち砕いての配管工事となった。
激しい。
他にもトイレは4カ所あるから、ひとまず生活に支障はないのが救い。米国もそうだが、インドの家も、たいてい各部屋にバスルームがついている。
インドの場合、それこそ「ジョイントファミリー」の居住を意識しているため、バスルームは必ずベッドルームについている。
無駄に多いともいえる。
耳栓しつつ、槌音ごまかしつつ、今日も一日の始まりだ。平常心平常心!