I have arrived my hometown Fukuoka late afternoon today. My suitcase was occupied by souvenirs from India. Last month, my mother celebrated her 80th birthday. Therefore, this time, I purchased a lot of gifts for my family.
香港経由で福岡に到着。2年前までは、毎年シンガポールエアラインを使っていたが、去年から接続便が減ってしまい、キャセイ・ドラゴンを利用している。乗り継ぎが1時間半と短いにも関わらず、バンガロール発が30分ほど遅延。香港での乗り継ぎでは、広大なターミナルの、端っこから端っこまでをひたすら早歩き、ぎりぎりのタイミングでボーディング。こういう旅も、元気でなければ辛いよなあと、思いつつ、足早に歩く。
福岡国際空港では入国審査が機械による「顔認証」になっていて、びっくりするほど速やかに入国できて驚いた。
一方で、預け入れ荷物が出て来るターンテーブル近くのトイレを利用したのだが、その汚さにも驚いた。あちこちにゴミが落ちていて、悪臭さえする。たまたま掃除が行き届いていなかっただけかもしれないが、こんなにトイレが粗末な国際空港は、昨今、珍しいのではないか。海外からの玄関口。故郷の空港とあればなおのこと、改善を切望する。
日本を離れて22年。年に一度の一時帰国。昔のように、あれこれと、たくさん食べられなくなったがゆえ(これでもね)、「夕飯は簡単に、ご飯と味噌汁と、何か野菜を」と母に頼んでおいたのだった。長旅のあとの、素朴な家庭料理は殊更にほっとする。良質の食材は、味覚と身体と精神を、健やかに正す。
去年の帰省がついこの間のよう……を、もう何年も何年も、繰り返している。
母80歳。娘53歳。文字にすると、なにやら、重い。取りあえず、今年もそこそこ、元気でなにより。
母の傘寿を祝して今年は、かつて以上にインド土産をたっぷりと。スーツケースの大半が、わたしの好きなインドもので占められていた。南インドのコーヒーや、北インドの紅茶、天然香料のナチュラルソープに、オーガニックの砂糖や塩や調味料。ヒマラヤの蜂蜜に、我が庭で収穫した黒粒胡椒。最近、お気に入りのオーガニックなピーナッツバターも買った。それから木綿の衣類に小物類……。
去年の一時帰国時に買ってきていたモリンガやスピルリナなど、スーパーフード類がどうやら母には効いているようで、今年もまたあれこれと。
バラの香りがぎゅっと凝縮された、FOREST ESSENTIALSのパフューム。数年前に発売開始された、上質の香水だ。前々から気になっていたものの、実際に香りを試す機会がなく、今回バンガロール空港の店舗で試してみた。予想通りのピュアなバラの香りがすばらしく、自分にも欲しいくらい。今回は、バラの香りが好きな母へ1瓶。
普段はさりげなく日常に溶け込んでいるインドのあれこれを、こうしてかき集めて持ってくると、ひとつひとつの成り立ちが際立ち、インドの豊かな側面が浮かび上がってきて、楽しいものだ。