We celebrated my mother’s 80th birthday at the French restaurant “Hananoki” today. Last year we also celebrated mother's birthday at this restaurant. It was the beautiful Sunday today. We enjoyed the lovely lunch and the wonderful view!
母の傘寿(80歳)の誕生日を祝して、大濠公園のフレンチレストラン「花の木」へ。実は昨年も、やはり母の誕生日を祝うべく、この店でディナーを楽しんだ。大濠公園の景観を眺めるには明るいうちがいいだろうと、今年はランチタイムを予約していたのだった。
ここ4、5年、この時期の福岡に帰って来るたび、どんよりとくすんだ空に迎えられていた。PM2.5や黄砂の影響が著しい福岡で、しかし今年は久しぶりに、青空が広がる日々だ。雲一つない澄み渡った青空と、陽光が反射してきらめく水面の情景……。
「花の木」のことを知ったのは、昨年、ロイヤル創業者である江頭匡一氏のことを調べていたときのこと。前身である「ロイヤル中州本店」は、戦後間もない1953年、福岡における初の本格フレンチとして中洲にオープンした。オープン直後にはマリリン・モンローも訪れたという。
ランチはコースメニューから選ぶ。昨年のディナーもそうだったが、九州の良質な旬の食材を中心に選ばれているようで、どれも繊細な味付けとプレゼンテーション。目にも麗しく、会話を促すような魅力がある。
日本は冷え込むだろうと、帰国早々「ハイネック」を購入したのだが、好天で暑い。ゆえに最初はビールで乾杯し、喉を潤す。上品に美しいフォルムのグラスに注がれるビールは、最早スパークリングワインのごとく。上品に少しずつ味わうもまたをかし。
メインの熊本産の牛肉に合わせ、赤ワイン(シャトー・マルゴー)を選ぶ。これもまた、ほどよいおいしさ。去年も書いていたのだが、次回こそは、アルヴィンドも一緒に日本へ来て、この店を訪れようと思う。
それにしても、ハイネックはいけない。暑いとき、逃げ場がない気持ちにさせられる。さらには、丸顔がよりいっそう、強調される。ランチのあと、ひとりで博多駅界隈へ赴き、買い物をしたのだが、店内の暑さに辟易。おまけにジャケットやストールまで持参している。取りに来てくれるドライヴァーのアンソニーもいないから、自分で持ち続けるしかない。
途中でTシャツでも買って着替えようかと思ったくらいだ。売ってなかったから買わなかったけど。バンガロールの心地よい気候に甘やかされている身としては、そのあたりの温度調整が本当に下手になっている。気をつけねば。
このごろはコンタクトレンズが疲れるので、遠近両用の調光レンズの眼鏡を愛用しているが、アルヴィンドからは不評だ。彼曰く「ヤクザみたい」だとのこと。多分、北野映画の大杉漣あたりを連想しているのだと思う。そういわれると、そうとしか見えなくなる哀しみ。