🇺🇸昨日アップロードした短い動画。書斎の大掃除中に収納から引っ張り出したiMacだ。これはワシントンD.C.に住んでいたころ、確か2002年に買った。ゆえに22年もの。5年ほど前に立ち上げたとき、起動したのに驚き、捨てずにおいた。
さすがに今回は、もうダメだろうと思いつつ……電源を繋いでスイッチを押す。ガガガガガ……と不穏な音を立てつつも立ち上がり、Happy Mac君の笑顔。久しぶり! ファイルを開けば懐かしい記録。
🇺🇸1枚目の写真は、ニューヨークでMuse Pubsihing, Inc.を起業し、就労ヴィザを自給自足して独立したばかりの1998年に撮影した。軌跡はどんどん、長くなる。わたしは1996年、米国へ移住するのを機に、初めてコンピュータを買った。Windows 95を搭載したコンパックのラップトップ(ノートパソコン)。そして写真のPower Macintosh 8600は、Muse Pubsihing, Inc.の起業を機に購入した。
日本語環境に設定するだけでも、日本人の専門家に依頼せねばならなかった時代。クオークエクスプレスにフォトショップ、イラストレーター……。DTP(デスクトップ・パブリッシング)のためのソフトウエアを購入し、試行錯誤、四苦八苦で独学。2000年にはホームページを立ち上げるべく、これまた前々時代的なソフトウエアで悪戦苦闘した。
出張用に購入した初代MacBookは、Sex and the Cityでキャリーが愛用していたのと同じもの。わたしは彼女たちと同世代。HBOでSex and the Cityシリーズが始まったころ、わたしもマンハッタンで生きていた。彼女たちの撮影現場を遠目に見たこともある。いろいろと、懐かしい。
やがてブログが普及し、Twitter、Facebook、Instagram……と発信の場は増えていき、情報は渦巻く。
🇺🇸わたしは、ソーシャルメディアが誕生する前から、ホームページでホームページ上でソーシャルメディア的な発信をしていた。たとえば「片隅の風景」。そこには、ワシントンD.C.在住時に、この鏡餅的なiMacで作業をしている光景も残されている。当時発行していたフリーペーパー『muse Washington, D.C』や、インド移住の契機となった語学学校での卒論の記録など。このとき初めて、PowerPointを使ったのだった。
雛形はほとんどなく、アナログ風味の残るデジタル時代。当時はまだ、人間の創造力が試されていた時代。利便性が高まって、人間はどんどん、受け身になる。退化する。
ゆえに、できるかぎり、自分を「フォーマット」には、おさめたくない。自分ならではのものを、創りたい。
より利便性は高まり、機械がなにもかもやってくれるようになる、この先の時代にも。
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