予想はしていたが、あまりにも濃い1日。書きたいことが山とあるが、備忘録としてせめて写真だけでも残しておこう。
◉インド。ロイヤルファミリーの歴史と点在する宮殿ホテル(2月2日①)
インドのホスピタリティビジネスを代表する高級ホテルのグループ。タージ (Taj Hotels, Resorts & Palaes)、オベロイ (Oberoi Hotels & Resorts)、ITC (ITC Hotels) 、リーラ (Leela Palaces Hotels & Resorts) などが挙げられるが、なかでもタージやオベロイは、特筆すべき存在感だ。
思い返せば、新婚旅行でウダイプルのTaj Lake Palace Hotelに宿泊したのを皮切りに、過去20年間、各地の個性豊かに優雅なリゾートやパレスに滞在してきた。これらインドのホテルグループの歴史的な背景や、ホスピタリティ・ビジネスの実態、実際に宿泊したときの体験談など、いつかまとめて記しておきたいと思う。
先日、若者らを率いてバンガロールのタージ・ウエストエンドを訪れたときに実感したのだが、日本の高級ホテルが海外からの旅行者(インバウンド)に対応する際、インドのホテルにおけるホスピタリティの在り方を知ることも、少なからず有意義だとも思う。
そもそもインドに、このようなホテルが存在することさえ知らない人も少なくない。バックパッカー、安宿のイメージは強いが、優雅なインドの側面はあまり伝わっていない。日本の高級外資系ホテルや高級旅館に比べれば、比較的リーズナブルに、豊かな時間を過ごせる場所が多々あることも、知って欲しいと思う。
さて、今回滞在しているOberoi Rajvillas。昨年25周年を迎えた、インドにおけるパレス・リゾートホテルとしては最も古い存在だ。ロイヤルファミリー(マハラジャ、あるいはハイデラバードのニザム)の末裔が受け継ぐ宮殿は、インド各地に存在する。
ホテルグループと、ロイヤルファミリーの共同プロジェクトにより、ホテルに改築されたパレス・リゾートはインド各地にあるが、ここジャイプルのラジヴィラスはその先駆けだという。
広大な敷地には無数の鳥、200を超える孔雀たちも暮らしている。
昨日は、ホテルの敷地内の散歩から1日を始めた。冷んやりとした空気も心地よく、孔雀らはフレンドリーに美しく優雅で、まさに楽園だ。リゾートの中心には、300年近い歴史を持つ小さなシヴァ寺院がたたずむ。散歩の終わりに手を合わせ、朝食を取るべくダイニングルームへ。
インドの高級ホテルの、豊かに愉しき朝食(食べ過ぎないよう自制心が必要)についても、いつか改めて、触れたい。
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