黄泉の国。黄泉還り、蘇る。
メメントモリ。死を意識する生。
生きた証を誰がために残す。
石に刻むライフの証。執拗なまでの。
永遠ほどにも残るレリーフ、ヒエログリフ。
永遠ほどにも残る金銀財宝。
忘却。薄らぎゆく記憶は魂の死の過程か。ゆえに残すか。
肉体は在れど、魂は死んだり、異次元にずれたりさえする。
ピラミッドが造られた目的も、その方法も、未だに不確かで、
わたしたちは、砂糖の山にたかる蟻のように、右往左往していた。
壮大なる宇宙の一滴。
🇪🇬
実質9日間のエジプト旅を終えて、本日未明、南インドはバンガロールへ戻ってきた。
百聞は一見にしかず、という言葉を、改めて噛み締めた旅だった。
初めて知ること、再認識したこと、これから学びたいこと……あれこれが脳裏を渦巻いて、茫洋としてとりとめのない思いだ。
年齢を重ねて今、エジプトを訪れるタイミングが到来したことも必然であった。
残る旅の記録を綴りながら脳内を整理しつつ、インド日常に還ろう。
🇮🇳
濃い国と濃い国を往来して、わたしはどこへゆくのだろう。
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