3週間の日本滞在もいよいよ終盤だ。昨年秋の日本旅は、新幹線で名古屋に立ち寄り、犬山城や明治村、常滑や有松など、あちこちを精力的に旅をした。今回は福岡、東京の二都市定点。旅行前は、夫も途中で合流したいと言っていたが、今回は一人旅にしておいてよかったと、つくづく思う。
すでに遠い記憶になりかけているが、濃厚なエジプト旅の余韻冷めやらぬまま日本へと旅立ち、心身の軸が揺らぎがおさまらないまま今日まで来ている気がする。この数日間、東京で友人知人らと会い、語り合うことで、とっ散らかっていた想念や感傷が、少しずつ整理されている。
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福岡に滞在中、ミューズ・クリエイションの元メンバーから声をかけられて、8日に同窓会をすることになっていた。わたしのソーシャルメディアを見て気づいてくれ、都合が合う方がいらっしゃれば……という緩い招集の結果、ミューズ・クリエイション以前の友人含め、バンガロールに関わりのある方々かが集まってくださった。
午後2時半からのお茶の部。そして午後6時半からのディナーの部。どちらも本当に、楽しい時間だった。COVID-19ロックダウンの際に大量の動画を作ったが、そこに登場してくれたメンバーも少なくない。久しぶりに見返すなどして懐かしい。
◉幹事を申し出てくれた早紀さんは、パンデミックの際に流行ったClubhouseを契機に知り合った。2年前の東京で、彼女のハズバンドの薫さんと共にお会いし、昨年はご夫婦でバンガロールにも遊びにいらした。慈善団体のニューアーク・ミッションを訪問。早紀さんにヒップホップのダンスを教えてもらい、動画撮影も楽しんだ。
◉廣瀬家は、家族4人で登場してくれた。20代半ば、新婚さんで帯同赴任していた妻のかす美さんは、2児の母。子供たちもすっかり大きくなっている。夫のけんちゃんとは先日バンガロールで再会した。帰任されてもなお、ご縁のあるご家族。
◉夫婦揃って積極的にミューズ・クリエイションの活動に参加してくれた野坂家。お茶の部ではハズバンドとご長男が参加。折り紙マスターの野坂氏は、ジャパン・ハッバ(日本祭り)でも、折り紙指導で活躍してくれた。
◉社会人1年生となった藤田杜(もり)さん! 名古屋から新幹線に乗って会いに来てくれた。わたしにとっては「姪」のような存在であり、彼女はわたしを「第二の母」と言って、日本やインドで折に触れて会いに来てくれる。会うたびに成長している彼女の姿を見るたびにうれしい。3月は母の夕子さんと弾丸旅でバンガロールへ「就職決まりました報告」に来てくれた。今回、ついには社会人となったので、名刺交換をしているところ。
https://museindia.typepad.jp/2023/2024/03/mori.html
だめだ。一人一人のエピソードが次々に蘇ってついつい綴りたくなり、超長編になってしまう! 夜の部は短めで失礼。
🍻夜の部は、我がバンガロール時代初期の2006年ごろから帯同赴任されていた美加さん。ミューズ・クリエイション初期、働く女性たちによる「働き組」のメンバーとしてイヴェントに参加してくれた真依子さん。2年間の短い期間ながら、積極的に活動してくれた瑠美さん、九州沖縄県人会仲間であり、パンデミック残留組としてストレスフルな時代、静かにミューズ・クリエイションの活動を共にした小幡さん、バンガロールで大学生活を送りつつ慈善団体訪問やセミナー、そして飲み食いの集いに積極的に参加していた吉田さん……。思い出が次々に蘇る。
そして、2020年、インドがロックダウンに入ってまもない大変な時期に、在ベンガルール日本総領事としてバンガロールに駐在されていた杉田明子さんも参加してくださった。
杉田さんが赴任された際、女性の総領事がいらっしゃることを嬉しく思い、Kindleでご著書を拝読するなどしていたのだが、その後もロックダウンは続き、お会いする機会がなかった。2022年に開催された天皇誕生日のレセプションで初めてご挨拶をさせていただいたときには、すでにご帰任が決まっていらした。その後、2度ほどお目にかかる機会があったが、今回はじっくりとお話ができて光栄だった。
🇮🇳
滞在時期も、滞在の経緯も、それぞれに異なる人同士が、「バンガロール」「ミューズ・クリエイション」をキーワードに、ひと時を共にするということは、稀有なご縁だと思う。たとえ数時間の会合でも、なにかしら意味のある、たいせつな関わりの場。ここで出会った人たち同士がまた、新たな交流を紡いでくださればと願う。
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