昨日の午後。バンガロールから空路2時間。モルディヴの首都、マレの空港に着陸した。
今、モルディヴは雨季の終盤。曇天で波が荒い。空港前の波止場からボートに乗る。ラフなライドで約20分。
到着したのはBAROS。17年前と同じ島だ。
モルディヴは、1192もの島々から構成されている。そのうち、人の暮らす島は約200。リゾートの島は約170と、その大半を占めている。「1島1リゾート」の島も多く、ボートや飛行機で赴く。
今回も、再びBAROSを選んだのは、この島の居心地が本当によかったから。マレからボートで20分という利便性。島の周囲をハウスリーフが取り囲み、気軽にシュノーケリングが楽しめる。7歳以下の子どもは滞在できないので、落ち着いた雰囲気であることも大きい。
17年前と、ほぼ同じ場所にある部屋に通された。以前よりも部屋の雰囲気も、ホテルダイニングも洗練されていて、居心地がとてもよい。料理の味も向上している。
このホテルは昨年、創業50周年を迎えた。1973年に、モルディヴで3番目に誕生した老舗リゾートだという。
ということは……。そもそもモルディヴはいつ建国したのだ? と気になって調べたら。なんと、わたしと同じ歳であった。シンガポール同様、1965年に英国統治から独立している。
「約2000年前にスリランカと南インドからモルディブに移住した住民は仏教の影響下にあったが、1153年、イスラム教に改宗した。」
の記述を見て、俄然、興味が湧く。このモルディヴが1000年以上も仏教国だったとは! しかもその背景にはミステリアスな点も多いという……。などと、ビーチリゾートに来てまでリサーチするのは野暮だ。
この夢のような時間を、たいせつに慈しもう。
今は朝の8時過ぎ。風は凪いで、心地よい。朝から波と戯れる。夫は今朝も早速、シュノーケリングに出かけた。
実は、わたしは三半規管が弱いので、海に潜るのが苦手だ。小さな揺れる船も苦手。しかも以前は若干の日光アレルギーもあった。だから、海は好きだが、ビーチリゾートに積極的ではなかった。それでも、今回はわけあって、モルディヴ行きを決めた。
ゆえに、多少の曇天は好都合だ。しっかりと日焼け止めを塗って、海を楽しもう。
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