みなさん、ごきげんよう。
水もしたたる、いいうさぎ。うさぎのアリスです。
このごろのバンガロールは、とても乾いています。４月から５月にかけてが盛夏ですのに、去年あたりから、２月や３月の早い時期から、とても暑くなっているそうです。
バンガロールにお住まいのみなさんは、水分補給やお肌の保湿、欠かさないでくださいね！
お肌の乾きは心の乾き。潤いが足りないと、あっというまに枯れちゃいますよ！
マルハンさんちのお庭は、２日に一度、庭師のお兄さんがホースで水を撒いてくれます。ちなみにこの水は、雨水の再利用です。
バンガロールは急激に人口が増えていますので、常に水不足です。ですから、数年前にアパートメントの自治会が、雨水を貯水する仕組みを作って、庭の水とトイレの水を確保するようになったそうです。
土曜日は、たまにみほさんが自分で撒いています。水撒きは、とても気持ちがよいのだそうです。
デカン高原の赤土は、乾くとあっという間にひび割れて、ほの赤い砂埃を舞い上げます。水を撒いても撒いても、なかなかしっとりとはなりません。
NORAは水が嫌いなので、水を見ると、すたこら逃げてゆきます。みほさんは、わざと水をかけたりします。
意地悪ですね。
ところで、NORAとROCKY、最近ではすっかり、仲良しです。相変わらず取っ組み合いはしていますけれどね。
ROCKYが木登りをしていたら、NORAまで真似をして上り始めました。枝が折れます！！
NORAは、庭のディテールには、あまり注意を払わず、いつも外へのパトロールに出かけたがる性分ですが、ROCKYは、庭のなかの世界を、いつも、たいへん楽しんでいるように見えます。外の世界をよく知らないから、かもしれませんけれど。
好奇心が旺盛なのは、人間の子供と同じです。それから、元気いっぱい、無闇に走り回ったりはしゃいだりするところも。
ミツバチを追いかけたり、舞い落ちるブーゲンビリアに飛びついたり、木の葉の揺らぎと戯れたり……取り巻く世界の小さな変化を、敏感に察知して、庭世界を楽しんでいます。
みほさんとまるおさんは、毎朝、ターメリックと蜂蜜入りのお湯を飲みながら、エクササイズ前のひととき、ROCKYとNORAの追いかけっこを眺めています。みほさんは、動物が全速力で駆ける姿を見ているのが、とても好きなのだそうです。
NORAは夢中になると、シッポが大きく膨らみます。まるで「タワシ」みたいです。
追いかけっこの最後には、いつも取っ組み合いになってしまいます。最初はROCKYがやられっぱなしでしたが、この１か月の間にも、どんどん大きくなって、たくましくなりました。もう、あまり心配しなくても大丈夫のようです。
NORA姉さんの餌や水は、別の場所にあるというのに、わざわざROCKYの「子猫用」の餌を食べています。味に変化が欲しいのでしょうか。飲食物を共有できるようになったのは、仲良くなった証拠ですね。
ROCKYはNORAお姉さんが大好きなので、なにかとくっつきたがります。
ジャーンプ！
ご立腹のNORA姉さん、思い切り噛み付きます！ お姉さん、口を開き過ぎです！ 怖いです！！
おちおち居眠りもできやしない……。
午後の庭でくつろいでいるときも……。
ROCKYは、わざわざNORAを踏みつけて、通過します。
ROCKY、ずいぶん、いい根性です。
NORA、我慢我慢。
日溜まりで気持ちよ〜く伸びているときも……。
ROCKYは、すぐに邪魔をします。
ROCKYには、結構、いらっとさせられますね。
ところで、この赤い蝶々は、毎年、４月の盛夏のころ、マルハンさんちにやってきます。今年は早いのだそうです。急に暑くなったからでしょうか。
ところでみほさんとまるおさんが世話をしている猫は、NORAとROCKYだけではありません。ROCKYの数カ月歳上のお姉さん、MOCHAに、毎晩、餌をやっているのです。
MOCHAは、モカ、と読みます。モカ・コーヒーのモカ、です。
モチャ、じゃないわよ。
MOCHAはとても警戒心が強いけれど、最近は人懐っこくなってきました。
ROCKYに、よく似ているでしょ？ 木登りが好きなところも、ROCKYにそっくりです。
この写真は、４か月ほど前のMOCHAの写真です。
みほさんがこのときの記録(←Click!) に残していた野良猫たちです。ROCKYにそっくりでしょ？ 他の２匹はいなくなってしまいましたが、MOCHAだけが、このアパートメント・コミュニティで他の野良たちと共存しています。
実はみほさんは、このときMOCHAのことが気に入って、NORAのお友達として保護しようと思ったのですが、MOCHAは逃げ足が早く、近寄って来てくれませんでした。その数カ月後に、MOCHAにそっくりのROCKYに出会えたのは不思議なご縁です。
インドでは、動物の殺処分はありませんので、野良犬や野良猫も、生命力と運があれば、生き延びられます。もちろん、善し悪しは、あるのだけれど。
ROCKYやモカのお母さんであるジュリーはまたしてもご懐妊なので、みほさんは病院に連れて行きたいそうなのですけれど、すぐに逃げるので捕まえられません。野良の世界も、いろいろと、たいへんです。
NORA姉さん。つぶらな瞳で何を見つめているのでしょう。
また獲物を見つけたのでしょうか？
まるおさんに抱っこされても、見ています。
まだ、見つめています。
抱っこされるのは嫌いなので、すぐにおろしてもらいます。
ま〜だ見てます。いったい何を見ているんでしょうか？
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猿です！
本当に、ワイルドライフですね！
NORA姉さん、どうか猿を仕留めるような真似だけは、しないでくださいね！
NORA姉さんが、仕留められますよ！！
獲物といえば、先日、みほさんが外出する時に書斎のドアを閉め忘れていたら、NORAさんが、大きなプレゼントを、美穂さんの机の下に残していきました。
そうとは知らず、みほさんは机に向かい、しばらくお仕事をされていました。
しばらくたったあと、机の下に、怪しげな物体があるのを見つけてびっくり仰天！
大きなネズミでした！！
みほさんは、「気が変になる〜」と言いながら、息も絶え絶えに、箒とちりとりをもってきて、ネズミを片付け、モップで何度も拭きました。
精神的ダメージが強いそうです。
その翌日、今度はROCKYが、なにやら黒い物体を弄んでいるではありませんか！
「ROCKY、お前もか！！」とみほさんが動揺しながら近づいてみたところ……。
その黒い物体は、みほさんが机の下に脱ぎ捨てていた「黒い靴下」でした！
「靴下、脱ぎ捨てるなよ自分！！」
と、みほさんは、ぜいぜいしながら、自分で自分を責めていらっしゃいました。
猫と一緒に暮らすというのも、いろいろ、たいへんですね！
それでは、みなさん、よい一日を。
ごきげんよう。