毎年、1月は瞬く間に去り、そして2月は逃げ、3月は去る。ミューズ・クリエイションを始めて以来、今年で3年目になるが、この3年間はとくに、この時期の時間の流れが早く感じられる。
というのも、バンガロールで10年以上に亘って開かれている毎年恒例のイヴェント、ジャパン・ハッバ「日本祭り」に参加するようになったからだ。
その準備もさることながら、毎年この時期には、仕事も重なることが多い。
このごろは、無理をして詰め込まず、安請け合いをせず、自分にとって意義深いと思われる仕事をのみ、重点的に引き受けようと心がけているので、時間的な余裕は昔に比べてずいぶんある。
ずいぶんあるはずなのに、インド特有の「思いがけないハプニング」が舞い込んで来たり、あるいは自分自身の体調が冴えないお年頃だったり、ゆえに集中力が続かなかったりと、まあ、いろいろだ。
急げばいいというものではない。無理をすればいいというものでもない。そのときそのとき、その年齢、ステージに応じた在り方を、きちんと見極めながらいかねばな、とつくづく思う。
LIFE。遍く、量より質。
さて、そのジャパン・ハッバであるが、2月15日、すなわち今度の日曜日に開催となる。今日も明日も、そして明後日も、拙宅を開放しての準備が行われる。午前中は、チーム布、紙による手づくり作品の販売と、書道や折り紙のデモンストレーション。そして午後は、ステージにて、ミューズ・クワイア&ダンサーズのパフォーマンスだ。
そう。今年のミューズ・クワイアは、紙布チームからの有志も募っての「ダンサーズ」も加わって、かなりパワーアップしている。我々の出演時間は2時50分なので、バンガロールにいらっしゃる方、ぜひ見に来ていただければと思う。
それはそうと、当日15日は、クリケットのワールドカップで「インド対パキスタン戦」が行われる。インドが優勝して盛り上がった前回のワールドカップから、4年もたってしまったとは。
ともあれ、夫は毎年、午前中の販売から手伝ってくれるのだが、今回ばかりは、クリケット優先、だとのこと。なにしろ、インド対パキスタン。それはもう、盛り上がることは間違いなく。最近の若者は、サッカーやテニス、バスケットボールなど、他のスポーツへの関心も高いのだが、それでもやはり、クリケットは未だにインドの国民的スポーツにつき。
試合は午前中には終わるだろう、とのことなので、午後のパフォーマンスには来るそうだ。彼のジャパン・ハッバにおけるセールス力は、かなりのものだったので、残念であるが仕方ない。
メンバーは変われども、なぜか本番に強いミューズ・クワイアのメンバー。ぎりぎりまで「大丈夫なの?」との不安を残しつつも、数日前に「いい感じ?」に仕上げるところが、何とも言えず。
このところ、デスクワーク=引きこもりの日々が続いていたが、幸か不幸か、昨今はオンライン・ショッピングが便利すぎて、街に出かけなくてもよくなったこともまた、善し悪しだ。
たとえばこのシャープ製の空気清浄機。むしろ店頭では見つけられないものが、オンラインで購入できる。これはsnapdeal.comで注文した。夫が自分のオフィス用にと1年前に購入していたのが、なかなかによかったようなので、家でも購入することにした次第。
このごろは、猫がうろうろするようになり、空気のクオリティが気になっていた。加えて今の時節のバンガロールは、非常に空気が乾燥している。4〜5月の暑い時節もさることながら、この季節の乾きと埃っぽさは、喉を痛めたり、肌を著しく乾燥させたりする。というわけで、さほどパワフルではないが、加湿器も備えられているこの機種を選んだのだった。
いい感じ、である。
こちらはパナソニックの小型掃除機。amazon.inで購入した。ホースなどのオプションもついているが、これがミニマムの状態。大きめの掃除機は一応あるのだが、ほとんど使わない。というのも、インドの家屋、メイドたちは一般に箒で掃く。そしてモップをかける。掃除機は使わないのだ。
たまに、ソファーなどの埃を取り除くため、大きな掃除機を使っていたが、このごろは、やはり猫らがうろうろするので、ソファーの掃除用に購入した。使い勝手は、なかなかによい。コードの巻き付けをするフックなどがついていると、なおよい。
それにしても、我が家の雰囲気は、猫らの登場によって、ずいぶんと変わった。さほど猫好きでもなかったのに、猫に和まされる日が来ようとは……。
最初のころが嘘のように、今では2匹もかなり仲良くなった。ROCKYは、NORAお姉さんが大好き。でも、若干おばかさんなので、加減がわからず、しつこくしてNORAを怒らせる。それでも、喜んで遊んでいる。
といった猫のレポートは、うさぎのアリスさんに任せるとする。
ただ、今日のサロン・ド・ミューズでは、ひと騒動があった。NORAがまた、仕留めて来たのだ。メンバーには、うさぎのアリスのレポートをお読みの方も多く、彼女のハンター精神は広く知られているところだ。故に、驚きの声は上がりつつもしかし、興味津々の人々も少なくなく、敢えて、見に行く人もあり。
NORAとしては、自分の腕前を披露したかったのだろうが、歓迎するわけにもいかず、ドアというドアを閉める。
の不満を全身で表現しているNORA。ごめんよ、受け止めてやれず。やれやれ困ったワイルド・ライフ。ナショナル・ジオグラフィックご家庭版、である。
さて、明日の午前中は、立て込んでいる最中であるが、ミューズ・クリエイションの新メンバーを対象に、『インドのテキスタイル&サリー』のセミナーだ。月末のサリーランチに備えて、サリーの選び方を伝授、である。
今日は夫が1泊2日で出張につき、夕飯も手抜きでちょっと余裕。ミューズ・リンクスのセミナーにおやつは不可欠。というわけで、これからケーキでも焼きましょう。