8月を過ぎると、インドはそこはかとなくホリデーシーズン。祝祭が増えると同時に、展示会やイヴェントなどが増え始め、賑やかな季節の到来だ。
先週は、市内郊外で開催されたa hundred hands企画のモンスーン・バザールへ。規模はさほど大きいものではなかったが、いくつかのすてきな商品に目がとまる。
とはいえ、同時期に開催されているDASTKARのバザールに、今週赴く予定だったので、買い物は最低限に。
ヒマラヤの手織り物。ストールやショールなど。わたしはもう、首に巻く系はたくさん持っているので買わなかったが、インディゴで染められたリネンのストールは、やさしい風合い、ほのかに光沢があって、本当にすてきだった。
もちろん、手触りもいい。
現地で合流したミューズ・クリエイションのメンバーが1枚ご購入。とてもよい買い物だと思う。
暖色系もまた、すてき。すべては、天然の染料で染められたアースカラー。
毎度おなじみ、手紡ぎ、手織り、手染めのMALKHA INDIAのテキスタイルも。先日、クッションを作るのに使ったテキスタイルの工房だ。
サンルームのドアにストッパーが欲しいと思っていたところ……、発見! 迷わず猫を購入。別に猫好きではなかったはずなのに……と、いつものように思いつつ、自分の嗜好の変化に呆れる。
インドでは古くから、紙のかわりに椰子の葉などを加工して記録を残していた。それをして、中国では貝多羅葉(ばいたらよう)、略して貝葉(ばいよう)と呼ばれて来たようだ。
アーユルヴェーダの処方も、この貝葉に記されているし、真偽のほどはわからない、アガスティアの葉もこれだ。
ちなみに我々夫婦は、バンガロールにある有名なアガスティアの葉の館へ訪れたことはあるが、全く信用に足らない内容だったので、個人的には信じていない。
信じられる葉がどこかにあるのかもしれないが、7年前の占いは、夫婦揃って全く当たらなかった。あたらないどころか、失礼な内容でもあった。わたしには「子どもが産まれることはない」と言われ、夫には、4年後に子どもが授かる、と言う。夫が問いただしたところ、「奥さんとの間との子どもとは限らない」と、ヒンディー語で夫に目配せをして、言ったとか。
夫は憤慨し、誘ったわたしは後悔した。……隠し子は、多分いないので、念のため。
話がそれた。
今回は、カゴをいくつか買った。これは、カゴにデコレーションする小鳥。
好きなものを選んで、好きなように、その場で付けてもらえるのだ。
これは焼いたチャパティを入れるカゴ。インド料理をもっと作りましょうとの思いを込めて。
何年か前に購入した黄色いフルーツバスケットが古くなったので、今回はやたら派手なバスケットを。
さて、9月11日のミューズ・チャリティバザールまで1カ月ほどとなった。夏休みのシーズンも終わり、参加メンバーもまた徐々に増え、25名前後に。各チーム、準備が始まっている。
「男組」に加えて、さりげなく「こども組」もできた。ミューズ・クワイア・ダンサーズも、最早「ミューズ・ダンサーズ」として独立する勢いに。
自由に育っている感じが、非常にうれしい。
みなさんどうぞ、どんどん企画を出して、好きなことを実現する場としてください。
インド生活、生かすも殺すも、自分次第。
ぼやいてネガティヴなことばっかり言ってても、あんまりいいこと、ありません。限られた歳月を、有意義に。
全然関係ないけれど、インドから日本の母へ送る郵便小包。これも手作業。一旦、白い布で包むことを要求される。以前はテイラーなどで頼んでいたが、このごろは、自分でやる。
ホテルのランドリーバッグを使うと便利。この、時代が止まった感じがもう、むしろいいなあ、と思える昨今。面倒だけど、ひと針ひと針、静かな気持ちで縫っているうちに、荷物に込められる思いなど。
おまけ写真。先日の日本酒&焼酎試飲会の様子が、ローカル紙に紹介されていた。かつては主に財界人、映画スターなどのセレブリティが紙面を飾っていた「ページ3」。このごろは、特にバンガロールでは、一般人のパーティシーンがメイン。そもそもソーシャルライフ、社交を重んじ、楽しむインドの人々。若い世代のファッションや雰囲気の変遷をたどるのも、なかなかに興味深い。
それはそうと、Malhanを、Marhanと間違えるのはやめてほしい。一応、インドの名前です。