年末年始は旅をするでもなく、バンガロールでさりげなく、過ごすことになりそうだ。
昨夜は美食とワインのひととき。赤白共にスペインのリオハ。いちいち、無性に、旅に出たくなる気持ちを抑えながら、過去の旅路に思いを巡らす。
隣席の友人知人らとの会話が弾み、またしても、日本料理が好きすぎる一家と遭遇。映画にもなった「すきやばし次郎」を訪れたときの話にはじまり、日本人のわたしですら食べたことのない料理の話が次々に出てきて呆れる。
日本料理のすばらしさ、そして彼の妻や子供たちがどれほど「ありとあらゆる日本料理」を愛していて、日常的に取り入れているかを滔々と説かれて、互いに料理の写真などを見せ合って、もはや食事の後半に食べた料理の味を思い出せない始末。
詳細を綴りたいところだが、割愛。
ところで昨夜は、過去10年以上、クリスマスやディワリのときに、何度となく着用してきたお気に入りのパールシー(ゾロアスター教徒)伝統の手刺繍のサリーをまたしても。滅多に、あるいは殆ど着ていないサリーもあるというのに、この偏りはいかがなものかと思いつつ……。
今年後半に購入したサリーのブラウスもそろそろ仕立てなければ。周囲に着用者がいなくても、来年もまた、頻繁にサリーを着ようと思う。