ヒンドゥー教の新年であり、光の祭りでもあるディワリを前にして、インドは完全にお祭りモード。昨夜は、YPOのDiwali Nightに出席した。
京友禅サリーのプロモーターとしての仕事を正式にお引き受けしてからわずか3日後。非常にいいタイミングで、インドの友人知人らに、サリーを見てもらう機会を得た。
近年、インドでは、日本の着物と同様、サリーを着用する人は減少傾向にあったが、ここ何年かはリバイバルの動きも見られる。若い世代やモダン志向の人たちが、サリーを「従来とは異なる着方」で、楽しむ様子も見られる。
ブラウスにアレンジを加えたり、パルー(肩から垂らす部分)を無造作に束ねたり、あるいはベルトを使ったり……。
ディワリは一年で最も着飾る祝祭でもあり、その前哨戦のパーティでも、昔ながらの豪奢なサリーやジュエリーを身につけて参加する友人知人も多数。レンガー・チョーリーと呼ばれるトップとロングスカート、ストールの組み合わせの伝統衣装や、丈の長いガウン(ドレス)など、みな思い思いに華やかなファッションだ。
友人らのファッションもしっかり拝見したかったが、会場の照明がディスコティックに点滅するうえ、壁面は地球各地のさまざまな情景が展開される最先端なモニターに包ま、色がぶっ飛んでいる。それでも、グラスを片手に飲みながら、あるいはディナーを楽しみながら、はたまた大音響で踊りながら、「これ、日本の京都で作られたサリーなのよ!」と叫びつつアピール。
サリーやテキスタイル、ジュエリー、ファッション関係のビジネスを手がける友人たちにはピンポイントでアプローチしてきた。みな、ハッとしたように、サリーに視線を落とし、関心を示してくれる。今後、さまざまな形で、コラボレーションができることだろう。楽しみだ。
美しすぎる友人らの様子に見惚れつつ、写真一枚一枚にコメントを添えたいところだが、長くなりすぎるので今日のところは割愛。
唯一、まるで示し合わせたように同じようなサリーの着方をしているTanyaのことは、言及しておこう。アーティストの彼女とは、以前から、ファッションや絵画の好みが共通している。彼女はパールシー(ゾロアスター教)出自のインド人。わたしは日本人。世代にも隔たりがあるし、バックグラウンドも異なるにも関わらず。
最も強烈なご縁が発覚したのは、わたしたちが新居に移ったときのこと。ここは200以上のヴィラがあるゲーテッドコミュニティなのだが、なんと、現在建築中の我が家のお向かいさんが、彼女たち夫婦の家だった。
そして昨夜。彼女のサリー姿を見て、思わず笑ってしまった。赤いサリーに金のボーダー。黒いブラウス。まるでお揃い状態だ。二人して、エアインディアのフライトアテンダントになれそうだ😄
さらには、わたしは敢えてネックレスをせず、イヤリングを大きめに、首周りをすっきりさせる作戦に出ていたのだが、彼女もまったく同じコンセプトだった。
書きたいことは尽きないが、ともあれ、京都工芸染匠協同組合からお預かりしている2枚のサリーは、このお祭りシーズン、時折パーティなどで着用する予定。どういう反応が得られるか、楽しみだ。
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