片隅の風景＠インド

真に必要なものは何もかも、多分、手に届く場所にある。

週末の朝。

お弁当を作るかわりに、

今日はスコーンを焼こう。

小麦粉、バター、卵に砂糖。

牛乳に少しのヨーグルトとベーキングパウダー。

生地を寝かせるあいだ、シャワーを浴びて、

焼いている間に食べる準備。

木の実ついばむ鳥たちのさえずり。

鮮やかな緑にいだかれて、

澄み渡る青空に見守られ、

肌を掠める涼風の心地よく、

舞い飛ぶ蝶の、額にとまり。

これ以上、何を望むことがあろう。

希望しか見当たらない朝の空のした。

遠く深く、近く浅く、思い巡らせど。

夜は明けて、朝が訪れ、

さまざまな種類の、無数の鳥たちが、

緑に紛れてさえずっている。

リスが木枝を駆け巡っている。

蝶が中空を舞い飛んでいる。

憂えど、笑えど、嘆けど、歓べど、

まいにちまいにち、朝はくる。

久しぶりの雨、大地の匂い。

まだ真夏には早い３月。

この地の盛夏は４月５月ゆえ。

蒸し暑い夕暮れに辟易しながら、

しかし日が暮れて、久しぶりの雨。

埃が洗い流されて緑蘇り、

雨に濡れた、土の匂いが家まで流れ込んできて、

大地の匂いだ。

いい匂いだ。

The Leela Palace Hotel@ Bangalore

おはよう！ ２匹のカエルたち

心を癒すは鳥の声、花。

まだ本調子ではないので、アーユルヴェーダはおやすみ。

ゲストルームのベッドに横たわり、

無数の鳥のさえずりを聞きながら、まどろむ。

暑い夏は、鳥たちにはうれしいのか、

例年よりも鳥の来訪が多い。

一人マッサージを受けてきた夫。

買い物の途中で、花を買ってきてくれた。

ひたすら家で過ごす、連休です。

ヤシの木、いったいどれほど伸びるのだろう……。

 

新緑が瑞々しい、インド菩提樹。風に揺れている。

熟睡から目覚めて、蓮華。

久しぶりに、深い眠りのあと。

遠いところから戻ってきたかのような目覚め。

連日、熱帯夜のデリー。

冷房入れれば寒すぎて、

ファンは温風撹拌するばかり。

温度調整困難で、

夜中に何度も目が覚めた。

なにはともあれ、我が家の気候は最高。

くれないの蝶が舞う時節

毎年、ニューヨークへ行く前に見かける。

鮮やかに紅い胴体の、蝶。

今年もまた、やってきた。

いってらっしゃい！

お見送り、ありがとう。

いってきます。

月下美人が咲く時節。

気がつけば、月下美人の蕾が。

去年の倍ほども。

来月には、夢のような花の夜。

静かに、成長を見守ろう。

お願い！

明後日から、夫は数日出張につき。

どうか明日の夜には、開いてください！！

Amazing!!

創造の日々。

久々に、サンデーブランチ@江戸。

寿司刺身を補給で幸せ〜のあとは、

ほろ酔いで帰宅。

が、のんびりともしていられない。

友人の建築家＆カーペーンターと、

庭の改造の打ち合わせ。

あれこれと、アイデアは出てくるけれど、

絞り込むのは難しく。

ともあれ、しばらくは、創ることを、楽しもう。

ヤシの葉、脱皮！

今朝の風、空、緑。

爽やかで、心地よい。

ああ、高原だな、と思う。

涼風吹き抜けて

緑あざやか。

空は高く晴れ渡り。

摂氏28度。

こんな午後は何も考えず、

ぼーっとデイベッドに横たわり、

昼寝でもしたいところ。

だが、そうもいかぬのが日常。

さて、もうひとがんばりいたしましょう。

今日はこの大きな枝を。

一昨日に引き続き、

今日は迫り来るインド菩提樹の枝を伐採。

乾燥した枝が、

強風などで折れて落下する可能性があるので。

それにしても、我が書斎からの光景。

最早、ジャングル。

怪我の功名な一日。

締め切り目前の原稿が２本。

せめて１本を書き上げる予定が、隣家からせり出す枝の伐採で大わらわ。

なにしろ５階建ての高さを超えるインド菩提樹の大きな枝。

それに絡み付く、猛烈なヴォリュームのブーゲンビリア。

そこに住む、無数の蟻が、枝とともに庭に降り注ぎ……。

気になって、庭と２階の書斎を行ったり来たり。

階段の昇降に疲れ果て、

すぐに庭へ出られるキッチンに籠り菓子作り。

原稿は、週末に仕上げよう。

バナナ・ブレッドはいつもの味。

初めて作ったブラウニー。

日本のレシピを参考にしたが、甘さ控えめすぎて今ひとつ。

３つめのヨガマット入れの試作品は、シンプルに回帰。

夕飯には玄米を炊き、野菜たっぷりのポークカレー。

庭はすっかり荒れ果てて、しかし空が広い。

ひとまず、終わった。よかった。

朝の空は。

青く今日も澄み渡り。

そして庭の工事開始。