福岡から、初インドのゲストが来訪中。
彼女は、まずアーユルヴェーダグラムに1週間滞在。
昨夜からの週末3泊4日を我が家で過ごし、
月曜日の早朝、日本へ。
今日は、ランチタイムから外出。
都会的、なUBシティでランチのあと、
ローカル、なコマーシャルストリートへ。
おなじみのFabIndiaをはじめ、
インドのローカル色があふれたテキスタイルショップなどを巡る。
その後は、グレード・アップしたブティック、シナモンでしばし買い物。
最後には、我が行きつけの小さな便利スーパーマーケット、
トムズ・ベーカリーへも訪れた。
「多様性」という言葉の概念が、
そもそも、違うのだ、日本と、インドとでは。
ということを、わずか氷山の一角の世界に触れただけでも、
実感されている様子。
インド世界の一端を、
日本の人々に「伝える立場」にある者としては、
そういう感性の鮮度を、自らもときに蘇らせるべき、
なのだということを、久しぶりに思う。
同じ言葉を、同じ所感を、繰り返すことも、大切。
このごろは、
「以前、書いたから」
と、書かなくなったことが多々あり、
しかし、読み手にとっては、そのときがすべて。
お洒落なレストランでは決して味わえない、
ローカルの食堂のチャイ。
甘みの調整はお願いできるところも魅力。
おやつに、メドゥ・ワダを。
油っこいけど、おいしいのだ。
そう、昨日、夫が出張先のフブリで食べたものがこれ。
福岡からのゲストを歓迎しているのか、
敢えて、「九州男児」を選んできた夫。ぬかりがない。
そういえば夕べの夫は、たいへんだった。
昨夜は、9時半ごろには自宅に到着する予定だった。
ところがフブリからのフライトがエンジントラブルでキャンセル。
一日にムンバイ行きとバンガロール行きが一便ずつしかない、
その地方都市、フブリ。
夫が投資に携わっているロジスティックの企業の拠点があるため、
彼はボードミーティングに出かけていたのだった。
陸路では6時間程度の距離であるが、
深夜タクシーを手配しての帰宅は危険だ。
多分、もう一泊することになるだろうと電話を切った。
その後、再び電話。
ハイデラバードから代替便が飛んで来るので、
深夜1時に出発するとのこと。
このあたりのフレキシビリティ、インドならでは、ではなかろうか。
ともあれ、空港で何時間も待たされるとは気の毒に……と思いつつ、
わたしはゲストと飲み食い語り合っていた。
そして就寝前、夫から電話。
不思議と、ご機嫌である。どうした?
聞けば、投資先企業のCEOが、
同じフライトに搭乗するため、同行していたという。
CEO氏が待ち時間の間、ご本人の豪邸に夫を招き、
彼の奥様が、おいしい料理、
そしておいしいお酒で、もてなしてくださったとのこと。
それはそれは、なんという幸運!
おいしいものを、おいしく味わえるところには、憂いなし、である。
というか、ご機嫌、である。
そして本日。
夕食後は、最後の一切れ、分厚いロールケーキを、
ど〜んと大盤振る舞い。
本当は、作ったその日に食べるのが新鮮でいいのだが、
まあ、翌日でも、それなりに。
お幸せなご様子で、よろしゅうございました。
妻が書斎に引きこもってのち、
ワールドカップ観戦をする二人。
時折の歓声。
お幸せなご様子で、よろしゅうございました。