ミューズ・クリエイションにて、
「インドのテキスタイル&サリー講座」を受講された方々とともに、
サリーの展示会へ赴いた。
このごろは、お祭りシーズンにつき、
市内の随所で、展示会が行われている。
わたしが選んだ会場は、いつものアートスクール。
主催者によって、内容の善し悪しはあれど、
今回は「ここはいい!」と思えるヴェンダーが4つ。
そこで絞り込んでの商品選び。
広大な布の海の中から、
似合う一枚を見つけ出すのは、難しい。
わたしとて、無数の布に触れ合って触れ合って、
確かなものを、選べるようになった。
歳月をかけて、それなりに磨いた審美眼で、
その人その人に似合う布を発掘するのは、
なかなかに楽しい。
喜ばれると、とてもうれしい。
好きなものと似合うものは別。
値段が高ければ、いいというものでもない。
ただ、品質がとてもいいものは、
やはりいいお値段ではあるけれど。
わたしが拘るとすれば、天然素材であること。
そして、手刺繍、手織りであること。
このごろは、機械製品があふれていて、
今日のヴェンダーも半数以上は機械ものだった。
ともあれ、サリー。
見るのと、実際に着るのとでは、印象がまったく異なる。
サリーは身に纏われて初めて、呼吸をする。
根気よく、探すことも大切。
みなさん、とてもお似合いだった。
似合うサリーを纏うと背筋が伸びて、表情が輝く。
またサリーランチを企画しましょう。