パルシー(ゾロアスター教)の正月にちなんで、
お気に入りのパルシー料理店、DADDY'S DELIが、
特別料理を出していたこの週末、
早めに予約を入れていた我々は、
ランチへと出かけたのだった。
説明されなければわからない、独特の料理。
実は3年前、偶然立ち寄ったときが正月特別料理の日で、
予約で満席のところを、少々無理を言って(夫が)、
食べさせてもらったのだ。
そんなこんなで、この店へはよく足を運んでいるし、
ケータリングを頼んだりしたこともある。
この日はいつもと違い、
南インド的に、バナナの葉が皿となる。
まずはラズベリーのソーダ割り。
人工着色料を使ったソーダではなく、
ナチュラルな果実を使って炭酸水で割ったもの。
このドリンク、パルシーの人々の中では一般的らしい。
パルシーのチャパティ(ロティ)は薄くて柔らかい。
右は、具入りの卵焼きのような食べ物。
熱々が、おいしい。
チキンと小さなポテトの煮込み。
グレイビーソースがマイルドで風味豊か。
決してスパイシーではない。
パルシーの人たちは、食事の間にスイーツを食べるらしい。
フレンチのお口直しのソルベのようなものだろうか。
いや、甘くて、あまりお口直しにはならないのだが、
これはカスタードプリンのような味わい。
見た目は悪いが、これは非常に美味だった。
白身魚(シーバス)にホワイトソースをかけたもの。
プラオには、ダル(豆の煮込み)をかけて食べる。
このダル。インド料理の一般的なダルとは異なり、
何種類もの豆をブレンダーにかけて、滑らかにしたもの。
パルシーの代表的な料理、ダンサグも、このような滑らかさ。
これもまた、おいしい。
食後のデザートは、甘くてミルキー。
香ばしいアーモンドのスライスがまた、いい。
すっかりお腹いっぱいになり、よき土曜日のランチタイムだった。
【過去のDADDY'S DELIの記録】