節目の年を一年後に控え、
感慨深く、未来を思う。
年齢制限のある仕事をしているわけではない。
即ち、心身ともに健全であれば、
年齢は単なる目安でしかない。
太く強く、しなやかに、生きていこうではないか。
というわけで、益々、いよいよ、元気であるために、
自分を大切に暮らしていこう。
4年前と同様、母と一緒に誕生日を迎えられた。
なにしろ、わたしよりもむしろ、
4050グラムの巨大児出産、
母にご苦労様でした。
今日は、バンガロールで最も眺めがいいという、
WTCのHIGH ULTRA LOUNGEへ。
ニューヨークで暮らしているときの、
いくつかの悲劇の結果、
実は高層ビルが苦手になったわたしだが、
時には高みから街を見下ろしてみたい。
地上30階からの眺望は、バンガロールをひとつつみ。
街の随所で、ガネーシャ祭りの終焉を祝う花火があがり、
まるで我が誕生日を祝してくれているかのように。
マンハッタンでは50階建てのビルディングの18階に住んでいた。
屋上へはしばしば訪れていたこともあり、
この高みが、なんだかとても、懐かしい。
マンハッタンの摩天楼を見下ろして、
未来を思い描いていた昔日の心を思い出し。
ひとりでゆっくりと訪れて、書き物でもしたいロケーションだ。
とはいえ、ここは音楽に満ちあふれたバーでもあり。
実は、ダイニングは屋外なのだが、
あまりにも風が強くて肌寒くて、
結局、室内のバーで食事をしたのだった。
母もすっかり、この景観に驚いて、
感激していた様子。
実に印象的な夜だった。
料理はといえば、オリエンタル。
率直に言って、どれも味が濃く、
MSG(化学調味料)も多用されているようで、
わたしの口にはあまり合わなかったが、
ともあれ、ここは雰囲気を楽しむ場所。
夜景の向こうに心を飛ばして、
脳裏に去来するさまざまを反芻するのに好適の場所。
この一年もまた、大切に、確実に。
祝福を、ありがとう。
【おまけ写真】おやつのクッキー。型を抜いていたときに、夫がキッチンへやってきて、おもむろに猫の型を手に取り、「NORA」と言いながら型をお抜きに。本当に、もうすっかり。