昨日、ミューズ・クリエイションのメンバーと共に、クリスチャン系の慈善団体3カ所を訪問。クリスマスのギフトを届けたのだった。いずれの団体も、かつて訪問したことのあるところばかりである。
まず最初に訪れたのは、HIV陽性の子どもたちが暮らすDEENA SEVA。バンガロール市街北部に位置する。ここでは、シスター・プラティバにギフトを託した。
車は再び、市街中心部に戻り、ムスリム居住者が多い喧噪のエリアを走る。雑踏の中の一隅、そこだけ静かな空間にあるのが、盲学校のJYOTI SEVA。
この学校では、シスター・クレアが歓迎してくれ、我々をホールに招き入れてくれた。そしてコーラスを練習しているという子どもたちを集め、歌を披露してくれたのだった。
ミューズ・クワイアのメンバーも数名いたので、わたしたちもHAIL HOLY QUEENをアカペラで披露。とても喜んでもらえた。シスター・クレアから「歌の指導に来て欲しい」とまで言われたが、そこまでは難しく、ともあれここはまた、訪れなければと思わされる場所のひとつ。
帰り際、外出先から戻って来た高学年の女子たちを見かけた。目が見える者にとってさえ、足場が悪く危険な道を、目の見えぬ彼らが、手を取り合って歩いている。つつがなく、と願うばかりだ。
そして最後は、市街東部、インディラナガールにあるドミニカン・シスターズへ。ここの託児所を訪問。いつものように、シスター・アンが笑顔で出迎えてくれる。そして、相変わらずやんちゃで元気な子どもたち。彼らを並ばせるだけでたいへんそうなシスターたち。お疲れさまです。
ここでは、子どもたちにギフトを開封してもらった。が、しかし、数が十分に足りていない場合に喧嘩になるからと、取り敢えずはキャンディーだけを空けてみなさんで配ることに。
彼らの元気いっぱいの表情を眺めつつ、隣国でテロリストにより、命を絶たれた多くの子どもたちを思いつつ……。
世の中の不条理に、気持ちは乱れるが、ともあれ。
自分たちにできる、ささやかでも、確実なことを、ひとつひとつ。
ひとりでも多くの子どもたちがまた、笑顔で新しい年を迎えられることを願う。