■2010年、10年ぶりのインド国勢調査実施
ツイッターにも記したが、インドでは昨日から、10年に一度行われているセンサス(国勢調査)が開始されたらしい。人口約12億人、世界最大規模であることは言わずもがなである。
640地区の2億4000万世帯が対象。今回は携帯電話やコンピュータ、インターネット、銀行口座の使用や所持に関する項目も加わったという。
さらには15歳以上のすべての住人の指紋と写真を集めてのIDデータベース用の資料も集めるとあるが、そんなことが可能なのだろうか。
ともあれ、センサスの開始時期は、各州によって異なるが、遅い地域で6月1日から。バンガロールのあるカルナタカ州は4月15日からの模様。わが家にもちゃんと来るんだろうか。来るんだろうな。
ところでここ数年、カルナタカ州は教育制度の改革に力を入れているようで、今日の新聞にもその成果の高さがレポートされていた。
インドの識字率は10年前の国勢調査の時点では約65%。しかし、共産党が政権を握り続けているケララ州だけは、教育制度もしっかりとしており100%に近い。なんにつけても、教育が行き渡るということは基本であり肝要なことである。
カルナタカ州の識字率がケララ州並みに高まる日が来るのだろうか。カルナタカ州に限らず、遍くインドの子どもたちが教育を受けられるようになることが、いかにも大切だと思う。
■厚みを増す、右肩上がりの「マーケティング・ホワイトブック」
数年前より購入しているインド市場の各種データをまとめた"THE MARKETING WHITE BOOK"。年々厚みを増すこの本。
最初に買ったものは主に二色刷りで、漠然と数字が羅列されたページも多く、非常にデジタルな印象で、アナログなわたしには、一見して理解するのが難しかったし、つまらなかった。
ところが今年のそれは、色もカラフル。グラフの作りも素人目にわかりやすく構成されており、編集の著しい向上が感じられた。読み物もページも少なくなく、パラパラとめくっているだけでも情報が飛び込んでくる。
それにしても、先進諸国の不況感とは裏腹の、右肩上がりのグラフの多いこと。衣食住、ライフスタイルに関わるあらゆる消費生活の傾向が取り上げられているのだが、各分野において「成長中」である。
この本や、経済誌 "mint"には、レポートを作ったり記事を書く時に参考にしやすい情報がさまざまにある。実際に暮らしている中で感じる「皮膚感覚における消費生活の変化」を、数字で検証し、納得できるのがよい。
実際の見え方と、数字での現実が異なるさまを比較するのも興味深い。
今までは、リサーチにしろ執筆にしろ、「はじめにテーマありき」で、何かを探す時に数字を探していたが、逆に数字を見ることによってテーマを導き出す方法も有効ではないかと、最新版"THE MARKETING WHITE BOOK"を見ながら思う。
そもそも「数学」は得意ではないが、「数字化されたもの」をアナログで捉えると、たちまち理解しやすくなり、面白みが増す。今までは必要に応じてしか開かなかったが、今年は積極的にこの本を「読んで」みようと思う。
インド発、元気なキレイを目指す日々(第二の坂田ブログ)(←Click)
■消化を助けるヨガのポーズといえば……。
■幸せな香りの世界 [自然派コスメ4]