●家政夫モハンがいるのだから、家事をしなくていいのだから、時間に余裕がありそうなものだが、インド生活、なにかと「手間」がかかる。使用人をマネジメントするのは簡単ではないが、しかしこの国で使用人なしの暮らしは、相当に不便だと思う。
●掃除洗濯だけでなく。プロパンガスを定期的に交換してもらったり、すぐだめになる電球を付け替えてもらったり、すぐ張られるクモの巣を除去してもらったり、新聞の集金や、電話代の支払いや、郵便局へのおつかいや、こまごまとした雑事が満載で。
●今日は無闇に「計算していた」一日だった。計算しなければならない仕事がなぜか一斉にやってきて、電卓をはじく。電卓をはじく。
●そうそう、今朝はヨガの帰りに、ラッセルマーケットに寄ったのだ。明後日のクッキングクラスで使う魚を求めに。いやがるアルヴィンドも一緒に付き合わせて。
●朝、といってもすでに9時近く。魚にハエが集まり始めている。ハエがたかっていない、氷入りの箱に収められた魚やエビを敢えて選んで、買う。
●「どうしてこんなに、ハエがいるの?」 と夫は素朴な質問を。どうしてって言われてもね〜。エビやらマナガツオやらサバ風の魚を真剣に選んでいたら、背後から、夫が誰かと"Good morning!"と挨拶を交わす声。こんなところに知り合い?!
●イタリアンレストランSunny'sの店主だった。以前、世間話をしたおり、彼は「僕はラッセルマーケットを巡るのが好きで、毎朝出かけているよ」と言っていた。本当だったのね。店主自ら素材選びをしている姿に、ちょっと心を打たれる。
●ぬかるんだ路地。汚い魚市場の一画にて。
●午後は、あれこれと、買い物など。相変わらず、一カ所ですべてがすまないこの街で、西へ東へ車を走らせ、あれを求め、これを求め。
●最近、また少しずつ、『街の灯』が読まれている。まだまだ在庫はありますから、どうぞ買ってください。プネにお住まいの方が、バンガロール出張の折に購入してくださった。ご自身のブログに紹介してくださった。ほめられすぎている気がするが、ほめられるのはうれしいので、記事をリンクさせていただく。
●ところでなぜ、冒頭の写真がティータイムの情景か、といえば、10月5日(木)午前10時より、我が家でティーパーティーを開くのである。提供は"Muse Cooking Class"&"infinitea"である。以前、「十億分の一のインド」にてインタヴューさせてもらった、あのinfiniteaである。
●主には日本人駐在員夫人(さくら会のメンバー)を招いてのティーパーティー。Muse Cooking Classからは、軽食(といってもバラエティ豊かにする予定)、及びお茶の簡単なレクチャー。infiniteaからはお茶、及びサンプル茶の提供とinfiniteaの紹介。
●簡単な資料を作るつもりが、どんどん膨らんでいく。今回は「ビジネスではない」ので、ほどほどに、と思うのだが、お茶のガイドブックでも書いているのか、という勢いだ。
●ところで、「十億分の一のインド」。次回はいったいどうするのだ。
●ニューヨーク行きの予定が決まった。10月13日から23日まで。ワシントンDC時代の友人、シルヴィア&アンドレイが週末、マンハッタンまで遊びに来てくれる。この間バンガロールから帰任したエミ&ショーンとも会う予定だ。
●なぜだか男衆(アルヴィンドとアンドレイ、ショーン)には、体型、雰囲気に共通点がある。
●11月13日から24日あたりにかけては、日本に帰国するつもりだ。東京5泊、福岡5泊の予定。ハニーが寂しがるけれど。のろけかもしれないけれど。
●福岡滞在中、1泊2日は温泉旅行となるであろう。ああもう、温泉なんて本当に久しぶりだ。
●そうこうしているうちに、インド移住一周年だ。なんてめまぐるしい一年だろう。さてさて、感慨に浸っている場合ではなく、金曜日のクッキングクラスのレシピを作らねば。言葉の通じ合わぬモハンと、ゼスチャーで交流せねば。