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長かった。実に長い、帰路だった。 現在、5月2日の午前1時。数時間前に、帰宅した。新居は、心地よい。一通りの片付けをすませていて、本当によかった。 帰路では、それが果たして朝食なのか昼食なのか夕食なのか、わからない食事を繰り返した。 29日の夜、サンフランシスコの空港に赴き、30日があけてすぐの飛行機に乗った。最初に出される機内食は食べずに寝ていた。それから十数時間後。機内で朝食をとり、香港で給油... Read more →
4月30日に掲載された新聞記事。 今回は「食」事情に触れました。 ちなみに「イタ飯」という表現は、わたしのものではありません。 小さな拘りですが、念のため。 Read more →
今日は荷解きや片付けで追われた一日だった。 新居の庭は、本当にいい。 木々のざわめきと空蝉と夕立と。 ヨセミテから戻って来ても、「脱力感」なく、日常に戻れるのがうれしい。 さて、片付けの間隙を縫って、ヨセミテ最終日を更新した。 するする〜っと4月28日の記録まで遡っていただければと思う。 義理両親は、都合で来週のバンガロール来訪となった。 ほっと一安心。やっぱり、明後日というのは、きつすぎた。 せ... Read more →
2つほど、記事を更新しています。 過去に下りて、見てください。 Read more →
義理両親の来訪が来週に延びたので、少しゆっくりとした気分で身辺の整理をしている水曜、木曜だった。 日本の家族と電話で長話をしたり、ときに本を読んだり、夕餉の支度を整えたり。そういう当たり前の日常を、時の流れに追い立てられることなく、為せることの平穏。 ところで、インドに戻ってくるやいなや、「お金」と「信用」の問題で、少々頭が痛い。お金とは、主にはインドの使用人や労働者たちなど、暮らしを取り巻く人々... Read more →
こんな静かで穏やかな土曜日をインドで過ごすのは、いったいいつ以来だろう。思えば去年の夏あたりから、仕事や出張や旅行が続き、更には新居の購入と内装工事なども加わって、「時間の隙間」があれば、たちまち埋められる、そんな日々が続いていたように思う。 尤も、隙間を埋めるものには、友人らとの会合や、読書や、買い物や、スパでのひとときもあったわけで、だから厳密に言えば、多忙というよりも「豊かな日々」と表現した... Read more →
庭のある家に越して来て、毎日いろいろな生き物に接する。 午後の庭を訪れる黒やオレンジのチョウ。 小さなヤモリたち。あちこちの、片隅に暮らしている。 大工が残して行った小さなガラス。その内側を寝床にしているものもあり。 毎朝、毎晩、同じ場所で見かける。昼間はお出かけ。 大きくてきれいな巣を作るクモ。 害虫を取って食べてくれるはずだが翌朝使用人に破壊される。 茶色い羽、長い尾を持ったトリ。隣の大樹の木... Read more →
●緩やかに巡るバンガロールの季節 四季のメリハリが浅いとはいえ、今、夏がさかりのバンガロール。 「ガーデンシティ」と呼ばれる(呼ばれた)バンガロールは、同時に「エアコン・シティ」の異名を持つほど、過ごしやすい夏が取り柄だったのだが、昨今は、気温の上昇が著しい。 グローバルウォーミング(地球温暖化)の影響というよりも、この街そのものの近代化が、気温上昇に直結しているに違いない。ここしばらく、木々が伐... Read more →
ぼくは、マルハンさんちの、庭にすんでいるカエルです。なまえは、まだありません。 ここにきて、2週間くらいたちます。この庭は、毎日さわがしいです。マダムは毎朝のように、小さなハサミを持って、伸びた枝や葉をちょきんちょきんと切っています。 「好きじゃない木に限って、伸びるのがはやいわ! まったく!」 といいながら、ぱっちんぱっちんと、ごうかいに切っています。ちょっと怖いです。 このごろは、庭師を呼んで... Read more →
●新しい使用人、シャンティが来ている。 友人の紹介で、新しい使用人が来るようになった。モハンが1カ月の休暇を取るので、当面はその間の「穴埋め」としての雇用なのだが、英語可能で優秀な使用人を見つけたいと、常日頃から切に願っていたわたしとしては、彼女の仕事次第では、長期間働いてくれることを望んでいる。 言葉の問題、生活習慣その他の著しい違いなど、諸々の、簡単には書き尽くせない出来事が多発して、我がイン... Read more →
●毎日が、濃くて濃くて。 今、束の間の平穏、5月15日火曜日午前11時。ここ数日はブログを書く余裕もなく、どたばたと時間が流れていた。 ロメイシュ&ウマが来ている。が、実はいつまで泊まるのだか、わたしはまだ知らない。彼らは6月20日ごろ、トルコ、スイス、そしてギリシャの旅に出ることは決まっている。だから、それまでには帰るには違いない。 つまり、どんなに長くても1カ月。 ……1カ月は大した長さじゃな... Read more →
●仕事のことなど。 通勤地獄に身を任せている訳でも、残業続きの日々を送っている訳でも、育児に追われている訳でもないのだから、時間に余裕があると言えばあるのだが、それにしても毎日が、濃密である。 多分、一日のうちに会う人間の数、路傍で見かける人間の数、言葉を交わす人間の数が、過去のどの時代にも比して、圧倒的に多いのも一つの理由だろう。 なにしろ人口十億人超のインドだもの。 思えばあのワシントンDCで... Read more →
- ロメイシュとウマは友人宅へ出かけている。だから久しぶりに、アルヴィンドと二人きりの静かな週末だ。 - 昨日、ウマが買って来てくれていたバケットとフォッカチオでランチ。友人がくれたオリーヴの実、それからチーズ、レモン風味のオリーヴオイルなどを食卓に並べて、よく冷えた白ワインを開けて、簡単だけれど、幸せな食事。 - 最近の、一日のうちで好きな時間は、庭に水をまく夕暮れどき。水をまくと、涼しい風が起... Read more →
ざわざわと、風受ける木枝のうなり。 ぐわんぐわんと、しなる枝葉の揺らぎ。 掃いたばかりの庭に、 三日月みたいなかたちの木の葉が、 はらはら、はらはら、舞い落ちる。 ゆたかに水を含んだ灰色の雲が、 まもなく、真上に届く。 乾いた土に、雨が降る。 乾いた緑に、雨が降る。 真夏の午後の、灼熱は幻。 冷たくなった風が、 ひゅるひゅると吹き抜ける。 ごくごくと飲み干すように、 大地は雨を受け止めて、 緑はし... Read more →
ナマステ〜。 わたしが噂のカーミットよ。 この間は、「触りたがり」なマダムから逃げてたんだけど、ご主人がわたしのこと、恋しがってるみたいだったから、また戻って来てあげたの。 今日はとっても風が強かったけれど、雨がたっぷり降って、うれしかったわ〜。 風でハイビスカスのお花が散ってしまったのを、 マダムがわたしの池に浮かべてくれたの。 どう? すてきなステージでしょ。 今夜も、オールナイトで歌うわよ!... Read more →
●父の命日 今日は、父の命日だった。あれから三年。 あの年の春から初夏にかけては、友人の死、父の死と、祖母の死と。 「おはよう」 「いってらっしゃい」 「いってきます」 「おかえり」 「ただいま」 「いただきます」 「ごちそうさま」 「おやすみ」 それらが言える毎日を、身近な人々の終焉を目撃して、有り難く思った。 朝、ガネイシャ像に水を供え、香を焚き、父の形見の小さな般若心経を開き、唱えた。 ●夫... Read more →
現在、朝の7時半。6時起床でハイダラバード日帰り出張の夫を見送り、今月最後の仕事を仕上げるべくコンピュータに向かったが、ブログを書き始めている間違った我。今日にも大まかなレポートを日本へ送らねばならぬというのに。 昨日の夕方、ロメイシュとウマが帰った。とても、楽しい滞在だったようだ。なんだかんだといいながら、アルヴィンドはもちろんのこと、わたしも楽しく過ごした2週間あまりだった。 そして気がつけば... Read more →