昨夜遅く、バンガロールに戻って来た。家に到着したころには、日付が今日に変わっていた。
ニューヨークのJFK空港では、定刻通りに飛行機に搭乗したものの、機内で待たされること2時間。空港が工事中だとかで、滑走路が一つしか使えないのだと言う。
窓から闇夜に目を凝らせば、離陸を待つ飛行機が、延々と連なっているのが見える。羽ばたきを待つ水鳥のようで、かわいらしい。などと悠長なことを言っていられるのは最初だけ。すぐに離陸できぬとわかっていて、なぜ機内で待たせるのだ。その不条理に腹が立つ。
客室乗務員曰く、この間は4時間近くも待たされたのだとか。こんな事態が改善されないとは、やっぱり、アメリカ。インドも顔負けだ。ちなみに上の写真は離陸した直後の空からの様子。
ところで、機内には数十名の「オーソドックス・ジュイッシュ(オーソドックス派のユダヤ教徒)」の人々が搭乗していた。
離陸し、水平飛行に入るやいなや、みなどやどやと機内の後部に集結し「お祈り」をしている様子。飛行機が重みで傾くんじゃないかと思うくらいだ。
席に着いたままの人も、聖典を広げ、頭を前後に激しく揺さぶりながら、祈りに没頭している。
なんだか落ち着かない気分のフライトであったが、ともかくはフランクフルト空港に到着。
乗り継ぎ時間は4時間半と潤沢にあったため、2時間遅れでも影響はなく、免税店で「黒い森ハム」やら「チーズ」やらを購入する余裕もあり。
バンガロールへは予定通りに到着した。
相変わらず、風が涼しく心地よく、いい気候であることがうれしい。
ところでこの週末、インドは「ディワリ」と言われる新年を祝う祭日で、全国が光(電飾)及び花火、爆竹、爆音に包まれた数日であった。2年前、まだ移住前にバンガロールを訪れた際、ちょうどディワリと重なって、ヴァラダラジャン家で花火やら300連発クラッカーやらを楽しんだものだ。
ところで今朝は、10時ごろにようやく起床し、荷解きを中途半端にし、アーユルヴェーダのスパへ行き、概ねだらしなく過ごした。明日からは、仕事、雑務と山積している用事を片付けて行かねばならない。
ところで、ニューヨーク旅の記録をすべて、ホームページにアップロードし終えた。下記の入り口から、どうぞ。
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●NY JOURNEY: 新緑のころから、紅葉のころへ。半年ぶりに、マンハッタン。
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