14日の夜。わたしたちはと言えば、世間の騒ぎとは裏腹に、夫がムンバイ出張から午後10時すぎに帰って来るということで、特段のイヴェントもなく。ただ、夕方には、クッキーとスパイス入りパウンドケーキを焼いた。
帰宅した夫を出迎え、まるでヴァレンタインズデーのために焼きましたと言わんばかりに、焼き菓子を皿に盛りつけ、熱い紅茶を入れて、深夜のティーパーティ。
実際には、15日のチャリティ・ティーパーティに出すため、大量に焼いていたのだった。一石二鳥と言えば一石二鳥である。
しかしこのオーヴンでパウンドケーキを焼くのは初めてで、しかも初めてのレシピ。加減がわからず、ちょっと焼き過ぎたようで、しっとり感がない。従っては急遽、リンゴでアップルソースを作り、これを添えて食べることにした。要精進である。
それはそうと、11時から午後6時頃まで、人々が入れ替わり立ち替わり訪れてくれた。
都合が合わずティーパーティには参加できないけれど、寄付金だけを託してくれた3名を加え、合計20名の方が参加してくれた。
参加費として集まったお金は3920ルピー。
「不要品」と呼ぶにはもったいないほど、状況のよいシーツやタオル、子供の玩具や衣類などが山ほど集まった。
それから、尼さんが販売している手刺繍製品の売り上げが7870ルピー。これは全額、尼さんにお渡しする。
夜、預かった品々を仕分けした。最初はすべて、スラムの中にある非営利団体、CRESCENT TRUSTに寄贈しようと思っていたが、バービー人形などはアガペチルドレンセンターの女の子たちに渡そうと思う。
また、帽子などは、以前新聞記事のために写真を撮らせてもらったスラムの男の子たちに持っていこうと思う。
お金はそのまま小切手に換えて非営利団体に渡すか、書籍などを購入して渡すか、検討中。
来週はムンバイなので、再来週になるかもしれないが、受け渡しの結果はまた改めてレポートしたいと思う。
実は今回、もしも10名以上集まらないようであれば、ティーパーティの企画は今回限りにしようと考えてた。
しかし、皆さんともゆっくりお話ができる程度の人数で、寄付の品々もたっぷりと集まり、まずまずはいい手応えを得られた。協力してもらえて、とてもうれしかった。
夕刻、ティーパーティからビアパーティに変わったりしたのも、また一興であった。
今後は、ティーパーティと同時に、何らかのレクチャーを行うなど企画も盛り込みつつ、数カ月に一度は場を設けられればと思っている。